夕学レポート
2009年04月09日
第24回 7/24(金) 保阪正康さん
第24回 7/24(金)の講師は、作家の保阪正康さんです。
日本の近現代史、特に昭和史を専門とし、骨太のノンフィクションや歴史書を著してきた保阪さん。かつて夕学にも登壇いただいた半藤一利さんと並ぶ在野歴史家の代表者です。
昭和という時代は、わずか60年の短い期間に劇的なパラダイムチェンジが起きた稀有な時代です。
私の父親は昭和2年生まれ(昭和元年は一ヶ月もなかったので事実上の昭和のスタート)ですが、その年代の方々は、一人の人生の中で、「軍国主義」「連合軍占領下」「戦後経済発展」という、3つの時代を生き抜かねばなりませんでした。
社会規範、経済状態、教育制度、文化・思想のあり方等など、人間のモノの見方・考え方に影響を及ぼす環境要因が、まったくといっていいほど異なる中で生きてきたことになります。
「こうした時間帯のなかで、日本人はどのような変容をとげたのか。あるいはとげなかったのか。この講座では改めてそのことを考えてみる」と保阪さんはおっしゃっています。
日本人は何を、どのように失敗し、それをどうやって省察してきたのか。
昭和という時代の日本人のどのような性格や思考方法を次代につなげばよいのか。
戦後64回目の夏を前にして、そのことを考えてみたいと思います。
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2025年1月16日(木)18:30-20:30
客観性に閉じ込められる私たち
村上 靖彦
大阪大学人間科学研究科 教授
感染症総合教育研究拠点CiDER 兼任教員
客観性とは何なのでしょうか?エビデンス信仰の風潮が強まる昨今、見落としているものを『客観性の落とし穴』の著者・村上氏に学びます。
人気の夕学講演紹介
2025年1月24日(金)18:30-20:30
教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
柳 幹康
東京大学東洋文化研究所 准教授
家庭の仏壇や供養の儀式、あるいは観光旅行での古寺巡礼など、仏教は比較的身近な存在でありつつ、知っているようで知らない奥の深さもあります。仏教学の専門家より教養としての仏教を学びます。
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