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夕学レポート

2022年10月13日

第25回 2/10 (金) 南 昌宏さん

minami_masahiro.jpg2022後期の最終回は2/10 (金)、株式会社りそなホールディングス 取締役兼代表執行役社長、南 昌宏さんです。
南さんは関西学院大学商学部をご卒業後、埼玉銀行(現りそなホールディングス)へご入行。ずっと銀行マンでありりそな銀行の方で経営トップとなられた方。さらにお肩書とプロフィールからだけでも多くのことが伝わてきます。
りそなホールディングスグループ戦略部長、りそなホールディングス取締役兼執行役オムニチャネル戦略部担当兼コーポレートガバナンス事務局副担当などを経て、2020年りそなホールディングス取締役兼代表執行役社長 事業開発・デジタルトランスフォーメーション担当統括、2022年にりそなホールディングス取締役兼代表執行役社長 SX・DX・事業開発担当統括に就任。
企業トップが自らその事業担当でいらっしゃる。いかに重要な戦略であるか、中核であるか、メッセージであるかが伝わってきます。
SXとはSustainable Transformation、DXはDigital Transformation、”変革”を推し進められていることがわかります。そして南さんはずっと変革ミッションを担い、変革を実行してこられた方でいらっしゃいます。
“りそな”と聞いておそらく多くの皆さんも、思い出されるのは2003年のりそなショックとそこからの復活でしょう。
メガバンクの経営破綻、実質の国有化、そこからの再建、経営健全化をめざすプロセス。南さんはこのとき、公的資金の受け入れで政府との調整を担われていたそうです。
変わることは容易ではありません。問題発生時、緊急時は目の前のことに対処するので精いっぱいで、変わろうと思う余裕さえないものです。
そこから、変わることが必然と認め、覚悟を決め、着実に実行していけるかどうか。成功した企業再生を見ているとわかりますが、りそな銀行はまさにその力強い一例です。
ビジネスモデルの変革。DX、SX。おおくの日本企業が直面している必然の課題であり、変革テーマでもあります。常に変革のまん中に居続けた、変革を遂げてこられた、そしていまも進められている変革の経営者、南さんにじっくり伺い、皆さんでこれからの経営やビジネスをしっかり考え、今期を締めくくることができたらと思います。(湯川)
南 昌宏(ミナミ マサヒロ)
株式会社りそなホールディングス 取締役兼代表執行役社長
演題「DXへの挑戦」
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