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慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

夕学レポート

2013年10月01日

第25回 1/31(金) 篠田謙一さん

最終回の第25回 1/31(金)に登壇いただくのは国立科学博物館で人類史を研究する篠田謙一先生です。
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太古の昔、アフリカの大地で誕生した私たちの祖先=ホモ・サピエンス(現生人類)が20万年という途方もない年月をかけて世界中に散らばり、人類の歴史を紡いできた「グレートジャーニー」と評される旅路は、壮大なロマンを感じさせてくれるテーマであります。
人間のDNA分析を考察することで、人類の旅路の行程が急速に解明されてきたのはつい最近のことだと聞きます。篠田先生は、その専門家です。
私たち日本人は、いつ頃、どういう経路を辿って、どんな人々と交じり合いながら、この列島に辿り着いたのか。
いわば「日本人の起源」がDNA研究から読み取れるようになったということです。
篠田先生によれば、その結論は、「単一民で同質性が高く、閉鎖的な社会を形成してきた」というステレオタイプの日本人論を覆すものだったといいいます。
「日本人らしさ」を言う前に、そもそも日本人とは何なのか、欧米やアジアの他民族とは何が、どうして違うのかを、DNA研究の知見から考えてみたいと思います。

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