夕学レポート
2011年04月08日
第25回 7/28(木) 長岡健さん
第25回 7/28(木)に登壇いただくのは法政大学教授で、社会学者の長岡健先生です。
(※長岡先生の肩書きは、当初産能大学教授でご案内していましたが、4月から法政大学教授に就任されました)
長岡先生は、「学習と組織」をめぐる現象について、社会理論、学習理論、コミュニケーション論の視点から読み解くことを研究テーマとしていらっしゃいます。
社会人の学び(特に企業内研修)を考える時、常に大きなテーマあり続けてきたのが「如何にしてプロを育てるか」ということでした。
学習論的な言い方をすれば、「熟達化」について論じられてきたと言えるかと思います。
組織が蓄積してきたノウハウや、その仕事特有の専門知識・技能・マインドに「熟達」した人材を育てることが、企業の競争力に直結するという思想が背景にあります。
しかしながら、大胆なパラダイムシフトが求められる変革期には、「熟達化」が、逆に足かせになることもあります。
そこで、これまでの価値観・方法を大きく変化させるうえで必要なアプローチとして、「アンラーニング(学習棄却」」が重要な人材育成課題になっています。
米国の人材開発コンサルタントウィリアム・ブリッジスは、「何かを始めようと思うのなら、その前に何かを捨てなければならない」と説いています。
それは、人間が苦労して身につけたものを捨てること=アンラーニングが難しいという事実の裏返しでもあります。
長岡先生の講演は、「アンラーニング」を社会人学習のホットイシューとして掲げ、なぜアンラーニングが必要なのか、何がアンラーニングの障害となるのか、どうすればアンラーニングを実現できるのかを考えます。
7/28(木)「アンラーニングが求められる時代~大人の学びの新たな展望~」 長岡健氏
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