夕学レポート
2014年08月28日
第2回 10/3(金) 伊丹敬之さん
第2回 10/3(金)にご登壇いただくのは、日本経営学の泰斗、東京理科大学大学院教授の伊丹敬之先生です。
伊丹先生には、一橋大学に在籍されていた頃から何度も夕学でお話いただいてきました。5回目の登壇はおそらく夕学最多登壇のおひとりになるかと思います。
今回は中国古典「孫子」を経営書として読み解く講演になります。
書店で伊丹先生の最新刊『孫子に経営を読む』(日本経済新聞出版社)を拝見して、これは夕学でお話しいただかなくては、と早速お願いしたものです。
伊丹先生が提唱してきた「人本主義」「場の理論」といった概念は、いずれも日本組織が大切にしてきた「人間の可能性を信じる」という価値観の有効性を論理的・実証的に解き明かしてくれたものだと理解しています。
そんな伊丹先生の関心が、古来から戦略書として多くの人々に読み継がれてきた「孫子」に向くのは自然のことなのかもしれません。
私(城取)も、慶應MCCagoraの中国古典シリーズで「孫子」を読み、そのしびれるような至言に感銘しました。
「戦わずして兵の屈するは善の善なるものなり」
放映中の大河ドラマ『軍師官兵衛』では、「孫子」を自家薬籠中の物にしていたと伝えられる黒田官兵衛が「戦いに勝つための秘訣は、平時の備えにある」と事ある毎に語っています。
これこそ経営にそのままあてはまる戦略の要諦かと思います。
伊丹先生が語る「孫子」。聞き逃せない講演です。
・伊丹敬之
・東京理科大学大学院イノベーション研究科 教授
・演題:「孫子に経営を読む」
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