夕学レポート
2015年03月02日
第3回4/14(火) ヤマザキマリさん
第3回 4/14(火)には、漫画家 ヤマザキマリさんをお迎えします。ヤマザキマリさんといえば、『テロマエ・ロマエ』。
古代ローマの浴場設計技師ルシウスが、現代日本にタイムスリップ。そこでの経験や交流から得たアイデアを、ローマで生かし活躍していくコメディ。「これは面白い!」と原作の漫画がたいへん話題となって、阿部寛主演で映画化、これがまたまた大ヒットとなり、二作目も制作されました。皆さんの多くもご存じ、また、楽しまれたことでしょう。
発想が面白い、設定がいい、キャラクターがいい、親しみがもてるなどなど、大ヒットにつながった理由はさまざま思いつきますし実際に読んで見てみると、「面白い!」んですね。 そしてとても元気がでます。これら面白さや元気の根底には、作者のヤマザキマリさんがいらっしゃるに違いない、と思います。
17歳で美術を学びにイタリアへ渡って30年。イタリア人研究者との結婚を機に、欧州、中東、米国をへて、現在イタリア在住。そんなヤマザキマリさんが著書のなかで、「近くて遠い、心地好さと拒絶が一体化した祖国、日本。日本という複雑さと面白さは、長く遠く離れて暮らすからこそよくわかる。」と書いていらしたのが印象的でした。それは「どこでもアウェイでいる感覚」にもつながります。そしてそれが「世界の多様な人類の生き方の客観的な理解に役立ってくれている」。今回はそんなヤマザキマリさんの生き方論を伺います。
ヤマザキマリさんの生き方、発想、感性には私たちにも思わぬヒントがありそうで、お話も面白くて元気がでそうで、私もとても楽しみです。(湯川)
・ ヤマザキマリさん
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慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
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