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夕学レポート

2013年03月05日

4/18(木) 第3回 藤井純一さん

4/18(木)第3回の講演者は、前日本ハムファイターズ球団社長で、近畿大学教授の藤井純一先生です。
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藤井さんは、セレッソ大阪と日本ハムファイターズの両方で球団社長をお務めになりました。Jリーグとプロ野球という二大スポーチビジネスのトップを経験した方は、藤井さんただお一人とのこと。
Bクラスが定位置になっていた時代もある日本ハムファイターズですが、この7年間で4回のリーグ優勝を誇る強豪チームとなりました。
日ハムの好成績は、ホームを北海道に移転した時期と重なります。親会社の広告塔として甘んじることなく、自らが収益を上げ、自立していくことを目指した球団経営改革が成功した好事例と言えるのではないでしょうか。
1950年代の西鉄ライオンズ、60年代~70年代の阪急ブレーブス、80年代の西武、90年代のダイエーと、パリーグの覇者チームは変遷してきましたが、いずれのチームも一人ないし二人の名監督に率いられたこと、チームの中心選手が固定していたことという共通点がありました。これは9連覇の巨人にも言えることで、常勝チームを作り上げる定石とも言えるでしょう。
日本ハムの場合は、監督が3人代わり、3人とも優勝しています(ヒルマン、梨田、栗山の各監督)。選手はといえば、小笠原、新庄、森本、ダルビッシュと有力選手が毎年のように移籍してしまいます。かといって、大金をはたいてFA選手を獲得することもありません。にもかかわらず好成績を維持し続けています。
監督の采配やひと握りのスター選手に依存しなくても勝てるチームづくり、将来を見据えた補強、選手が育つ育成方法など、スポーツ新聞からはみえてこない球団経営部分に強さがあるに違いありません。
藤井さんにこのあたりをじっくりとお聞きできればと思います。

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