夕学レポート
2014年09月01日
第4回 10/14(火) 木村草太さん
第4回10/14(火)に登壇されるのは、いま注目の若き憲法学者 首都大学東京准教授の木村草太先生です。
木村先生のお名前を知ったのは夕学でもお馴染みの佐藤優氏のサイトでした。
佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」
安倍内閣が推し進めている一連の憲法論議について、論理的かつ分かりやすく問題点を解説してくれる人はいないかと考えていたタイミングでした。
佐藤氏は「15秒でコメントしろ、というような制約のあるテレビのワイドショーでは、展開することが不可能な、ほんものの憲法論、国家論が展開されている。」と評しています。
調べてみると木村先生は、東大法学部を卒業後、大学院に進学するのではなく、東大に助手として採用されている。当時の東大には、オーソドックスな研究者育成コースとは別に、学業優秀な学生を対象に、任期付き(3年間)の助手として自由な研究環境を与えて、博士論文に相当する助手論文を仕上げるという特別コースがあったそうな。
通常は修士2年、博士3年(最短で!)の5年間かかるところを3年間で同水準の研究成果を求められるということなので、かなりの狭き門ということかと思います。
さて、昨今の憲法論議ですが、安倍さんをはじめとする保守派勢力が、したたかな戦略のもと、よく考えられた手順で議論をリードしているような気がします。
かつてのタカ派は威勢良く、憲法改正を叫ぶだけでしたが、今回の一連の憲法論議は異なります。
真正面から憲法改正を持ち出すのではなく、まず「憲法96条改正」という迂回路を提言し、それも難しそうだとなると、集団自衛権の解釈変更という変化球を投げ込んでくる。
そのしたたかな戦術は、かつでの陸軍エリートが推し進めた大陸進出政策を想起させます。
「誰もがおかしいと気づいた時には遅かった」とならないようにする必要があります。
近代憲法が、権力を抑制するための知恵として生まれたことを考えると、権力を握る人達の手によって進められる憲法改正が、我々国民にとって望ましいものであるか、慎重な見極めが必要ではないでしょうか。
木村先生に、分かりやすい解説と論点整理を期待したいと思います。
・木村 草太
・首都大学東京法学系 准教授
・演題:「憲法論の急所」
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2024年7月19日(金)18:30-20:30
不易流行の経営学を目指して
~稲盛経営哲学を出発点として~
劉 慶紅
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
日本経営倫理学会常任理事
稲盛経営哲学に学びながら、人間性を尊重し、利潤追求と社会貢献の統合をめざす経営学理論を構築する、新論が真論となり、不易流行の経営学として結実することを目指して。
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福澤 克雄
(株)TBSテレビ コンテンツ制作局ドラマ制作部、演出家・映画監督
私にとっての道は、TBSにありました。『VIVANT』は、同じような夢を持つ若者たちの道標になってほしい、そんな思いも込めてチャレンジした作品です。日本のドラマ界、映画界を目指す皆様、夢はあるけど方法がわからない皆様の一助になればと願っております。
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