夕学レポート
2021年09月13日
第6回 11/26(金)小林 武彦先生
11/26(金)は東京大学定量生命科学研究所 教授 小林 武彦先生のご登壇です。
小林先生のご専門はゲノムの再生メカニズムと、その不調が引き起こす細胞老化、がん化機構。そしてそれが演題の「生物はなぜ死ぬのか」につながります。
この春の新刊、同タイトルの新書『生物はなぜ死ぬのか』(講談社現代新書)も話題となりました。
生まれてきたら死ぬことは必然。
すべての生き物は「死ぬため」に生まれてくる。
そう小林先生はきっぱりとおっしゃいます。そのメカニズムを知る、その理由を考える。それによって少しでも人生を楽しく有意義に送れれば、というのが先生のメッセージであり、今回ご登壇くださる思いであることでしょう。
あるインタビューを拝読しました。
老化の研究を始めたきっかけは「ご自身の老化」であったそうです。おお、私たちと同じなんだ、そう思い、ぐっとお親しみを感じました。
老化は「ポジティブな現象」とおっしゃっていました。この肯定的で明るい姿勢が根底にあるからこそできる研究なのかもしれません。小林先生ご自身にも興味がわき、お話を伺ってみたい、お会いしてみたい、と思いました。
人はなぜ死ぬのか。なぜ私たちは死ななければならないのか。小林先生と、皆さんもいちどご一緒に考えませんか。(湯川)
・小林 武彦(こばやし たけひこ)先生
・東京大学定量生命科学研究所 教授
・演題:「生物はなぜ死ぬのか」
講師プロフィールはこちら
登録

人気の夕学講演紹介

2025年7月10日(木)
18:30-20:30
家族と少子化の経済学
山口 慎太郎
京都大学大学院理学研究科 教授
科学的なデータと分析から浮かび上がる、これからの日本の家族と社会のありようについて、考えを深めていきましょう。

人気の夕学講演紹介

2025年7月18日(金)
18:30-20:30
残すに値する未来を考える
安宅 和人
慶應義塾大学環境情報学部 教授
LINEヤフー(株)シニアストラテジスト
都市集中型社会に対するオルタナティブ検討をこれまで7年半行ってきた活動から見えてきているfindings と意味合いについて議論します。


いつでも
どこでも
何度でも
お申し込みから7日間無料
夕学講演会のアーカイブ映像を中心としたウェブ学習サービスです。全コンテンツがオンデマンドで視聴可能です。
登録