夕学レポート
2012年03月08日
第6回 4/26(木) 西村佳哲さん
第6回 4/26(木)に登壇いただくのは、働き方研究家でリビングワールド代表の西村佳哲さんです。
「働き方研究家」というのは、いまの時代を捉えた、実に秀逸なネーミングですね。
西村さんは美大を卒業された後、建築分野を経て、ウェブサイトやミュージアム展示物、公共空間のメディアづくりなど、各種デザインプロジェクトの企画・制作ディレクションをされてきました。
その一方で、ワークショップやファシリテーション、あるいはインタビューなどを通して、人間が他者とかかわり合うありさまを見つめてきたと言います。
他者とかかわり合うことで学び、成長し、喜びをえていくという人間の本質に焦点を絞りこんでいったのかもしれません。
経済的な成長、金銭的な豊かさという大きな潮流に、日本全体が乗っかることができた時代を終えて、ひとり一人の人間が、どう生きるか、何のための生きるのかを考えることが求められる時代になりました。
だからこそ、「他者とかかわる」という根源的な欲求を真っ正面から見つめ直して、そのための原理作法を考えてみることは重要なことかと思います。
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オススメ! 春のagora講座

6月14日(土)開講・全6回
小泉 悠さんと考える
【日本の安全保障】
政治、経済、環境、技術など多角的な要因を考慮する広義な「安全保障」を議論する。

人気の夕学講演紹介

2025年5月27日(火)18:30-20:30
アテンション・エコノミーのジレンマ
山本 龍彦
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)副所長、慶應義塾大学 X Dignityセンター共同代表
偽・誤情報や誹謗中傷、さらには社会的分断の一因になっているとも言われる「アテンション・エコノミー」が孕むジレンマに人権や民主主義の観点から迫り、克服の糸口を考えます。

人気の夕学講演紹介

2025年5月30日(金)18:30-20:30
蔦屋重三郎の仕事に迫る
鈴木 俊幸
中央大学文学部教授
NHK大河ドラマ『べらぼう』時代考証教授
次々と流行を生みだしていった蔦屋重三郎との仕事ぶりを辿り、江戸時代中期から後期へと大きく変化する時代の様相を見てみます。
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