夕学レポート
2016年09月08日
第7回 10/27(木)森本 あんり先生
第7回 10/27(木)に登壇していただくのは、国際基督教大学教授の森本 あんり先生です。
森本先生は、アメリカキリスト教史がご専門です。アメリカ精神の底流をなすのは、アメリカキリスト教が育んだ、「反知性主義」である、と森本先生はおっしゃいます。
反知性主義。Wikipediaをひくと「知的権威やエリート主義に対して懐疑的な立場をとる主義・思想」と解説があります。何となくわかるが難しい。そんな言葉であり考え方です。
今年の11月8日、第45代アメリカ合衆国大統領の選挙が予定されています。それに向けた予備選挙、アメリカ市民の支持率や反応の変化は、日本でも毎日のように報道されてきました。
オバマ大統領が、米国史上初のアフリカ系大統領として当選した、2008年の大統領選挙を思い出します。あのとき、期待に湧き、変化の兆しを感じたあの雰囲気は8年たっても鮮明に思い出されます。あれからの8年で、アメリカは、何が、どう、変わったのでしょうか。アメリカ市民は、何を求めているのでしょうか。
差別と憎悪を是認するトランプに支持が集まり、さらに過激になっていく予備選に、私たちは、なぜ、と疑問をもっています。
親しみはあり、接点も多く、経済やカルチャーさまざまな影響も受けるこの大国のことを、実は、よく解っていないということにも、気づかされました。
今回はアメリカの反知性主義から、森本あんり先生に説いていただき、じっくりアメリカのことを学びたいと思います。(湯川)
・森本 あんり(もりもと あんり)
・国際基督教大学 人文科学デパートメント教授(哲学・宗教学)・学務副学長
・演題:「オバマとトランプ:反知性主義とアメリカの宿命」
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