夕学レポート
2010年04月06日
7/30(金) 中村桂子さん 「生命を基本に現代文明を見直す」
最終回 7/30(金)の講師は、JT生命誌研究館館長の中村桂子さんです。
東大大学院で生命科学を専攻し、民間企業の研究所や大学で、生命科学の研究生活を送ってきた中村さん。ご専門について、次のように説明されています。
生物の構造と機能を追求する生命科学(Bioscience)から、生命の単位としての細胞、ゲノム(DNA)を基本に、生物を歴史と関係の中で考える生命誌(Biohistory)という新しい知を構築している。
とあります。なにやら随分と難しい...
しかしながら、人類が登場するずっと以前から、地球上には生命が存在しました。その生命の基本構造は細胞であり、それを構成するDNAの組み合わせであります。
その事実を考える時、生物を歴史と関係の中で考えるという「生命誌」という学問が、巨視的かつ精緻な、何かを示唆してくれるのではないかということは、素人にもわかります。
思えば、夕学には、さまざまな領域の専門化=識者が登壇してきましたが、近年登壇される方々が、現在の私たちの社会のあり方について苦言を呈される際に、共通するフレーズがあります。(松井孝典氏、福岡伸一氏、中谷巌氏等々)
「ほどほどに...」
松井孝典氏、福岡伸一氏、中谷巌氏等々。
生物を歴史と関係の中で、現在の人間社会の営みを考えると、「ほどほど」的な感覚が皆無になってしまったことがよくわかります。
「長い生命の歴史(生命誌)の中にある人間に注目し、新しい制度・技術を考える」
今期の最後は、中村先生のスケールの大きなお話を胸に刻み込みたいと思います。
この講演にご関心をお持ちの方は、下記の講演もお奨めです。
・4/28(水)伊東 乾 「音楽の効用、笑いの効用
~脳認知の基礎研究から業務マネジメントまで~」
・5/18(火)佐々木 常夫 「仕事も家族もあきらめない」
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2024年7月19日(金)18:30-20:30
不易流行の経営学を目指して
~稲盛経営哲学を出発点として~
劉 慶紅
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
日本経営倫理学会常任理事
稲盛経営哲学に学びながら、人間性を尊重し、利潤追求と社会貢献の統合をめざす経営学理論を構築する、新論が真論となり、不易流行の経営学として結実することを目指して。
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2024年7月23日(火)18:30-20:30
『VIVANT』とテレビ局社員
福澤 克雄
(株)TBSテレビ コンテンツ制作局ドラマ制作部、演出家・映画監督
私にとっての道は、TBSにありました。『VIVANT』は、同じような夢を持つ若者たちの道標になってほしい、そんな思いも込めてチャレンジした作品です。日本のドラマ界、映画界を目指す皆様、夢はあるけど方法がわからない皆様の一助になればと願っております。
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