夕学レポート
2007年03月16日
第7回(5/15)手嶋龍一さん
第7回(5/15)は外交ジャーナリストの手嶋龍一さんです。
個人的な話で恐縮ですが、この半年間で読んだ本の中で『インテリジェンス 武器なき戦争』(幻冬舎新書)ほど面白かった本はありません。外務省のラスプーチン佐藤優氏と手嶋さんの対談本です。
恥ずかしながら、私は、外交用語でいうところの「インテリジェンス」という概念を、この本ではじめて知りました。そして、「本当にこういう世界があるのだ」と驚きました。
諜報活動や情報戦争というと007や落合信彦の小説を連想してしまいますが、実は外交の世界では絶対に欠くことができない、高度でセンシティブな知的戦略だそうです。
手嶋氏によれば、日本は諜報・情報分析に携わる機関が複数存在してはいるものの、縦割り組織の傘下で情報が分断されてしまい、統合的な戦略になっていない点で致命的な欠陥があるとか。
彼の指摘は、日本版「NSC(国家安全保障会議)」創設という形で表出しようとしています。
真に国家の安全保障に役立つインテリジェンスのあり方とは何か、そうしたインテリジェンスを担う人材をどのようにして育てていくべきかを考える時間になればと思います。
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