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夕学レポート

2015年03月10日

第8回5/19(火) 奈良橋陽子さん

yoko_narahashi.jpg第8回5/19(火)は、キャスティングディレクターで演出家の 奈良橋 陽子さんにご登壇いただきます。
今日のハリウッドにおける最も重要な日本人、と言えば奈良橋さんの名前があがると言われます。お名前とキャスティングディレクターという職業、ビジネスパーソンの皆さんにはあまり親しみがないかもしれませんが、ハリウッドでは欠かせない存在でいらっしゃいます。
皆さん、日本が登場するハリウッド映画、と聞かれたらどの作品を思い浮かべますか。
『ヒマラヤ杉に降る雪』、『ラストサムライ』、『SAYURI』、『バベル』、『終戦のエンペラー』など。
奈良橋さんはこれらヒット作のキャスティングを手がけられるとともに、何十人にも及ぶ日本人俳優たちのキャリアをつくり上げてこられました。
奈良橋さんははじめ、演劇に情熱をもつ英語教師、でした。
NYで演劇を学んで帰国、演出家・作詞家として活躍するとともに、ドラマをつかったユニークなメソッドでの英語教育に取り組むうち、キャスティングを手がけるように。企画制作会社ユナイテッド・パフォーマーズ・スタジオを創立、現在では国際的に活躍できる俳優の育成をめざされています。
俳優たちの演技指導をしていたとき、たまたま『太陽の帝国』で、スティーブン・スピルバーグ監督の横に座ってキャスティングの補助をする機会を得た、ことがきっかけであったと、あるインタビュー記事で読みました。”たまたま”から得た転機、叶えてきた夢、そして架けてきた橋。インタビューや昨秋出されたご著書『ハリウッドと日本をつなぐ』からは、いつも前向きで、大きく空を見上げながら、地をしっかり踏みしめ歩んできた、奈良橋さんの”生き方論”を感じました。
ハリウッドというだけでワクワクするほど、ふだんなかなか聴くことのできないお話ですし、きっと私たちビジネスパーソンにも、私たちそれぞれの何かへの架け橋のヒントがありそう、だと思います。(湯川)
・ 奈良橋陽子さん
・ (株)ユナイテッド・パフォーマーズ・スタジオ 代表取締役社長 キャスティングディレクター、演出家
・ 演題:日本とハリウッドの架け橋
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