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慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

夕学レポート

2020年09月22日

第8回 12/4(金)岡本隆司先生

photo_instructor_1059.jpg12/4(金)は京都府立大学 教授 岡本隆司生先生のご登壇です。
昨年出版された岡本先生の近著『世界史とつなげて学ぶ中国全史』は、文明の発祥から今日に至るまでの中国史の展開が一気呵成に描かれ、現代につながるリアルな中国の姿が浮き彫りとなる、中国近代史を専門とされている先生ならではの1冊です。
「中国人の考え方は理解できない」「中国の存在は日本にとって脅威」・・・と、近くて遠い国とも揶揄される如く、世界の大国・中国は日本人にとって圧倒的な存在感と重要性があることを理解しつつも、どこか遠い存在として評し、嫌厭をしてしまいがちかもしれません。
いまある中国とは、過去の歴史の積み重ねの決算であり、これからに向けての通過点でもあることは言わずもがなです。岡本先生は、多くの日本人が持つ中国へのイメージを理解しつつ、現代中国を理解するための中国全史としてまとめて下さっています。
岡本先生は、歴史とは人でいえば履歴書であり、対象を知る有効な手段であると仰います。
中国に関する報道は溢れ、日々さまざまな情報が流れてきます。私たちに届く一部の中国の情報からすべてを理解しようとし、ネガティブな感情を抱いてしまうのはナンセンスかもしれません。
岡本先生が読み解く中国の歴史をもとに、時空をこえて、過去の中国のありようを探ることで、現在の中国、さらに現代世界を知る機会にしたいと思います。(保谷)
・岡本隆司(おかもと たかし)
・京都府立大学 教授
・演題:「歴史から読み解く現代中国」
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