夕学レポート
2008年09月19日
第9回11/14(金) 細谷功さん
第9回(11/14)の講師は、ザカティーコンサルティング ディレクターの細谷功さんです。
コンサルタントとして10年以上活躍されてきた細谷さんですが、昨年出版された『地頭力を鍛える』が30万部を超えるベストセラーになって一躍注目を集めました。
地頭力というネーミングの卓越さもさることながら、コアメソッドとして「フェルミ推定」という思考ツールを提唱したことがユニークでした。
「フェルミ推定」というのは、「日本全国に電柱は何本あるか?」「世界中で1日に食べられるピザは何枚か?」といった荒唐無稽とも思える問いへの解答を導き出す考え方のプロセスをいうそうです。
なにやら面白そうですね。
確かに仕事が出来る人というのは、どうすればいいのかさっぱりわからない混沌状況に思考や発想の道筋を見つけることが出来る人ではないでしょうか。
難しい方程式をサラサラと解くというのではなく、限られた条件の中から論理的な思考の鍵を見つけ出す、いわば思考の逞しさというようなものです。 まさに地頭力ですね。
今回は、問題解決に必要な考える力のベースとして、実践的な思考アプローチを紹介いただけるとのことですので、乞うご期待。
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オススメ! 春のagora講座

5月17日(土)開講・全6回
平野 昭さんと【系譜で読み解くクラシック音楽】
近年再評価や再解釈の進むブラームス音楽の本質と、ドイツ・ロマン派音楽の豊かな魅力を楽しむ。

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6月14日(土)開講・全6回
小泉 悠さんと考える【日本の安全保障】
政治、経済、環境、技術など多角的な要因を考慮する広義な「安全保障」を議論する。

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5月20日(火)18:30-20:30
能力主義は『良いこと』もしたのか?
勅使川原 真衣
組織開発コンサルタント、著作家
近代化にともない必要に駆られて仕立てられた配分原理としての「能力主義」の功罪を見つめ直し、競争ではなく共創する社会を構想します。
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