2013年12月27日
KPTで一年を振り返る
今年ももう終わり。私も本日が仕事納めです。
とは言いつつ、年末年始の休暇も、某社の変革ワークショップのアウトプットの添削や、来年2月に出す本の執筆やらで、ほとんど仕事漬けです(笑)
さて、本日は1年の区切りということで、KPTのフレームワークを用いて私自身の2013年を振り返り、来年の課題を考えてみたいと思います。
自分語りにはなりますが、「こういう考え方もいいかも」と思っていただければ幸いです。
KPTとは、自分や組織の一定期間を振り返り、今後の課題や具体的行動を明確にするフレームワークです。
まず、『K(Keep:良かったので続けたいこと)』と『P(Problem:問題だと思ったこと)』という「良かった点と悪かった点」の両面を洗い出し、そこから『T(Try):やりたい(挑戦したい)こと』という、今後の課題や具体的行動を出していきます。
最後に『T』の取捨選択・優先順位づけを行い、「何をいつやるか」を決めていきます。
ポイントは、『K』と『P』によってプラスとマイナス両方をしっかり考えること。
「反省」というと、私たちは『P』ばかりを考えてしまいがちですが、それでは「失敗の再発防止」しかできません。
ここで『K』を考えることで、「成功の再現促進」や「さらなるレベルの成功」への道が見えてきます。
ですから、『K』を単に続けるだけでなく、「もっとうまくやるには」と考えると、そこからも『T』が出てきます。
では、私の1年の公私両面を題材に、実際に考えてみましょう。
『K』
k1. 研修と公開講座の質の向上
個人での勉強と受講生とのやり取り、そして演習では新規のケースや企業を題材にすることで、特に事業戦略とマーケティングにおいて、新たな知見を獲得できました。
当然これは私一人の力ではなく、MCCのスタッフや研修・公開講座の参加者、そして研修の事務局の方々のおかげです。
k2. ビジネス書の執筆
おかげさまで、3冊目の著書として「日本で一番使える会議ファシリテーションの本」を上梓することができました。また、本書の執筆をきっかけに、本ブログでも書いた「書籍の差別化」をはじめとした、いくつもの執筆のポイントが見えてきました。
k3. 英語力の向上
目標としていた「全て英語でのワークショップのファシリテーション」を、秋に行われたファシリテーションの国際カンファレンスで実現することができました。
スマホのアプリも使ってコツコツと勉強していましたが、何と言っても大きかったのは、これも仲間の存在です。月2回の英語の勉強会の仲間達には、公私ともに本当にお世話になりました。彼らがいなかったら、間違いなく目標は達成できなかったでしょう。
k4. 家族との良好な関係
前回のエントリーにも書いたように、妻と娘、そして私のファシリテーションスキルのおかげで、今年もケンカしつつも笑いの絶えない家庭生活でした。
特に大学生の娘とは、一緒に舞台やアニメ・特撮を見たりという、単なるオタク友達としての関係だけでなく、哲学談義もするなど、ここにきて「お互いに頼れる関係」になりつつあります。
『P』
p1. 新規領域への取り組み不足
既存コンテンツのバージョンアップはできたのですが、専門であるマーケティング分野における新たな取り組みが不足していたと感じています。
ただ、詳細はここでは伏せますが、いくつか新たな取り組みへの模索は始めています。
p2. 本当に出したい本が書けていない
仕事の合間での夜と休日だけの執筆となるため、年1冊の出版を目標にしているのですが、本当に出したい本(これまた詳細は伏せますが(笑))を出すことができませんでした。
これはひとえに私の力不足。そのコンテンツがいかにビジネスパーソンにプラスになるか、それを伝える「書き方/見せ方」ができていないことにあります。
p3. 英語力の不足
先に述べたように、目標である「全て英語でのワークショップのファシリテーション」は実現できましたが、やはりまだまだ。リスニングもスピーキングも、ネイティブ並は無理としても、私の理想とするレベルからしたら、せいぜい30%の状態です。
これでは最終目標である「全ての現行コンテンツを、英語で伝え、参加者とやり取りする」ことはできません。
『T』
t1. ??????
『T』については、ここで公開すべきものでもないと思いますので、秘密とさせてください(笑)
しかし、今考えている『T』を実行に移し、それが達成できれば、さらに講師/コンサル/著者として階段を上ることができ、そして今以上に皆さんのお役に立てると確信しています。
ぜひ、ご期待ください。
では、そろそろ慶應義塾の本拠地である、三田で行われる納会に参加するために、オフィスを出ることにします。
皆さん、良いお年をお迎えください!
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