夕学レポート
2008年09月04日
今期のテーマ Ⅰ
今期のテーマ、一つ目は「地球時代の日本」です。
日本が抱える課題を考える時、その俯瞰的視野は宇宙規模の広がりを持つことが求められています。
地球を巨大なシステムとして認識し、そのサブシステムのひとつとして人類の営みを位置づけてみれば、環境問題、食糧・資源問題、地域間紛争等々、我々が直面しているさまざまな問題には、自ずと解決の方向性が見えてくるのではないでしょうか。
このテーマでは、
・霞ヶ関埋蔵金の存在を世に問うた元財務官僚で東洋大教授の高橋洋一先生
・科学技術立国日本の果たすべき役割をグローバルな視点で語り続ける黒川清先生
・オーラルヒストリーという方法論で政治家の素顔に迫る東大の御厨貴先生
・環境論議に独自な視点で問題提起をしている池田清彦先生
にお越しいただきます。
二つ目のテーマは「新たなる優位を求めて」です。
「強い者でも、賢いものでもなく、環境に適応したものだけが生き残る」
ダーウィンの名言を、柔道の石井慧(北京五輪金メダリスト)が語っている姿をテレビでみて驚きました。
ヒールという評判をものともせず、「柔道」から「JUDO」への環境適応に挑もうという、ある種の潔さを感じました。
企業経営を取り巻く環境も激しく変化しています。
その変化に適応し、勝ち残るためには何が必要なのかを考えようというシリーズです。
このテーマでは
・ケータイの最前線を拓いてきた元ドコモの夏野剛さんに、ケータイの近未来像を
・この数年で、勝ち組グローバル企業に躍り出たコマツの坂根会長に構造改革論を
・楽天球団の経営者としてスポーツビジネスのフロンティアを拓く島田オーナーにマネジメントとリーダシップを
・日本陸軍の失敗研究を通して、組織と戦略の問題に取り組む慶應の菊澤先生に「組織の不条理」について
それぞれお話いただきます。
三つ目のテーマは、「世界と日本を歩く」です。
世界で起きている問題、日本のどこかで吹いている風、かつて我々が歩いてきた道。
空間軸と時間軸を広くとって、遠い他者を学ぶことで自らを相対化し、来し方と行く末を考えてみようという企画です。
このテーマでは
・中国政治研究の第一人者、国分先生にオリンピック後の中国の諸問題を
・国際政治学者の藤原先生に、米国大統領決定直後のホットイシューを
・歴史学者の磯田先生に幕末武士の逞しい生き方を
・湯布院亀の井別荘主人の中谷健太郎さんに、湯布院再生の軌跡を
それぞれお話いただく予定です。
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2024年7月19日(金)18:30-20:30
不易流行の経営学を目指して
~稲盛経営哲学を出発点として~
劉 慶紅
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
日本経営倫理学会常任理事
稲盛経営哲学に学びながら、人間性を尊重し、利潤追求と社会貢献の統合をめざす経営学理論を構築する、新論が真論となり、不易流行の経営学として結実することを目指して。
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2024年7月23日(火)18:30-20:30
『VIVANT』とテレビ局社員
福澤 克雄
(株)TBSテレビ コンテンツ制作局ドラマ制作部、演出家・映画監督
私にとっての道は、TBSにありました。『VIVANT』は、同じような夢を持つ若者たちの道標になってほしい、そんな思いも込めてチャレンジした作品です。日本のドラマ界、映画界を目指す皆様、夢はあるけど方法がわからない皆様の一助になればと願っております。
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