KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

夕学レポート

2010年02月10日

今だからこそ「経済古典」 竹中平蔵さん

“我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか”
ゴーギャンの最高傑作と言われるこの作品は、禁断の木の実を食べてしまった人間がその代償として引き受けなければならない永遠の桎梏を表現をしていると言います。
ゴーギャンの問い掛けは、混迷の時代に生きる私達に、そのままあてはまるのではないでしょうか。
近代資本主義が登場して二百年余、私達は、資本主義がもたらしてくれた「豊かさ」に骨の髄まで染まってしまいました。物質的な「豊かさ」が、精神的な「豊かさ」と同義ではないことを理解しつつも、私達は、その呪縛から逃れることは出来ません。
不完全で、脆弱な存在ではあっても、上手に付き合い続けていかねばならない。
それが、私達が選択した資本主義というシステムかもしれません。
そうだとすれば、私達は、原点に立ち帰って、資本主義経済システムの原理を、しっかりと理解する必要があります。
幸いにして私達には、アダム・スミス以来の経済学古典という素晴らしい知的資産があります。
それを、いま一度学び直したいと思います。
竹中平蔵教授が講義する 【問題解決スキルとしての経済古典】
講師は、竹中平蔵先生にお願いしました。
政治の現場からアカデミックな世界に戻って以降、竹中先生は「Policy watch & warning」をスローガンに、政府の経済政策に対する見解表明をされています。
・慶應義塾大学グローバル・セキュリティ研究所
・ポリシーウォッチ
その活動を通して感じることは「経済システムや政策の意義を深く理解すること」の必要性だと言います。
政局の動きや表層的な事象を追いかけるマスコミの論調に惑わされることなく、「本質は何か」を冷静に、論理的に理解する「経済リテラシー」を持った市民が増えることが、なによりも求められるはずです。
今回の講座では、経済古典を再発見しながら味わう、いわば「問題解決のスキル」としてのケインズやシュンペーター等を探索する知的冒険を行います。
スミス、ケインズ、シュンペーターなど古典と謳われた経済理論を取り上げ、狭義の学問としての古典学習ではなく、経済の本質を見る目と、困難な問題を解決する基本力を高めることに焦点をあてて、講義を行っていただきます。
竹中先生によれば、経済学は本来「社会の問題を解決するスキル」として、まさに「実学」として発展してきたそうです。
そうだとすれば、社会的問題解決の当事者でもある私達こそが、経済学を学ぶ意義があるはずです。
講座では、こうした観点から、「思想が生まれた時代的背景」「人物像」「基本文献に示されていること」「今日的意義」について、講義をしていただきます。
平易な語り口と分かり易い解説で世に知られ、卓越した説明力を持つ竹中先生です。
難解で分かりにくいと評される「経済古典」を、現代の経済や政策のあり方に結びつけて、どこまで分かり易く講義してくれるのか。
見逃せない講座です!!

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