KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

私をつくった一冊

2022年02月08日

山本 晶(慶應義塾大学大学院経営管理研究科 ビジネス・スクール准教授)

慶應MCCにご登壇いただいている先生に、影響を受けた・大切にしている一冊をお伺いします。講師プロフィールとはちょっと違った角度から先生方をご紹介します。

山本晶

山本 晶(やまもと・ひかる)
  • 慶應義塾大学大学院経営管理研究科 ビジネス・スクール准教授

慶應MCC担当プログラム

1.私(先生)をつくった一冊をご紹介ください

天才たちの日課
メイソン・カリー
金原瑞人(翻訳), 石田文子(翻訳)
フィルムアート社
2014年12月

2.どのような内容ですか?

フロイト、ピカソ、バルザック、エルデシュ、プルーストなど、古今東西の作家、作曲家、画家、研究者などの毎日のルーティンについての本です。

3.その本には、いつ、どのように出会いましたか?

仕事で忙殺されるなかで、どうしたら研究の時間を確保し、成果を出せるのだろう?と悩んでいるときに出会いました。

4.それは先生にとってどんな出会いでしたか?

作家も、作曲家も、研究者も、大体みなさんルーティンがあって、毎日必ず決まった時間に創作活動をしていることが発見でした。

「インスピレーションが湧いたら書くというのはアマチュアの考えで、僕らプロはただ時間になったら仕事に取り掛かるだけ」という画家の言葉や、「基本的に、なんでも規則正しくやれば、創作上の壁にぶちあたったり、ひどいスランプに陥ったりすることはない」という作曲家の言葉がとても響きました。

私自身も調子のよい日も悪い日もあるのですが、とりあえず決まった時間に仕事に向かうことにしています。

5.この本をおすすめするとしたら?

日常生活で忙殺される中で、どうしたら本質的に重要なことに時間を割くことができるのか。そんな悩みを持っている人に読んでもらいたいです。


山本晶

山本 晶(やまもと・ひかる)
  • 慶應義塾大学大学院経営管理研究科 ビジネス・スクール准教授

慶應MCC担当プログラム

1996年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。外資系広告代理店勤務を経て、2001年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。2004年同大学院博士課程修了。博士(経済学)。東京大学大学院助手、成蹊大学経済学部専任講師および准教授を経て、2014年4月より慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授。専門はマーケティングで、主にデジタル環境下における消費者行動の研究に従事。エムティーアイ社外取締役、ポーラ・オルビスホールディングス社外取締役。日本マーケティング学会(常任理事)、日本マーケティング・サイエンス学会、日本消費者行動研究学会、日本商業学会(幹事)、INFORMS、ACR、の各会員。
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