HOMEへ戻るMCCマガジン楠瀬誠志郎(音楽プロデューサー、発声表現研究家、作編曲家、シンガー)

楠瀬誠志郎(音楽プロデューサー、発声表現研究家、作編曲家、シンガー)

2022年05月10日

慶應MCCにご登壇いただいている先生に、影響を受けた・大切にしている一冊をお伺いします。講師プロフィールとはちょっと違った角度から先生方をご紹介します。

楠瀬誠志郎(くすのせ・せいしろう)

楠瀬誠志郎
慶應MCC担当プログラム

私(先生)をつくった一曲をご紹介ください

歌の贈り物』(原題:I Write The Songs)
ブルース・ジョンストン
エピックソニー

2.それはどのような内容ですか?

ロジックとテクニックがアメリカの音楽を構築していた1970年代中期。
彼は音楽は精神性から生まれ人の心に宿ると提唱した作品。

3.その曲には、いつ、どのように出会いましたか?

18歳の時、友人から借りていたアルバムの中に入っていました。

4.それは先生にとってどんな出会いでしたか?

人生の進路って一瞬で決まるものだと思います。
いや、もう遥か幼い頃から決まっていたものなのかもしれません。
このアルバムと出会った時、漠然が真実に変わりました。

5.この曲をおすすめするとしたら?

自分を整える。
自分を想い出す。
音楽、芸術とはそんなものです。
自分の意識に上がってこない自分を想い出す。
そこに本来の自己の力・魅力が存在しています。
アートの力とは刺激ではありません。
本来を想い出す覚醒です。
そんな時期に辿り着いた人に聴いてもらいたい作品です。


1.私(先生)をつくった一冊をご紹介ください

ちいさいおうち
バージニア・リー・バートン
石井桃子(翻訳)
岩波書店
1965年12月

2.どのような内容ですか?

大好きだった自分のお家が高度成長と共に時代に追われその土地を離れなくてはならなくなった。しかし、想いは離れられない。再びその想いを取り戻すお話し。

3.その本には、いつ、どのように出会いましたか?

幼稚園年長の時。父からの贈り物。

4.それは先生にとってどんな出会いでしたか?

お家が可愛そう。だけではなく、容赦ない社会に怒りというものを感じた。
涙だけではなく、怒りとの出会いを知りました。
最後は笑顔を教えてくれたことも。

5.この本をおすすめするとしたら?

すべての人に。

楠瀬誠志郎(くすのせ・せいしろう)

楠瀬誠志郎
慶應MCC担当プログラム
1960年生まれ。幼少期より声楽家である父楠瀬一途からヴォイストレーニング・発声学を学ぶ。1981年より数々のプロシンガーを指導し、1986年CBSソニー(現Sony Records)より「宝島」でデビュー。大ヒット曲「ほっとけないよ」「しあわせまだかい」をはじめ19枚のオリジナルアルバム、24枚のシングルを発表し、楽曲提供したアーティストは沢田研二、SMAP、工藤静香など多岐にわたる。2000年、こえの学校Breavo-paraの前身となるヴォイストレーニングアカデミーAcademy of INTERNAL CUBeを設立。アーティストとしての活動の他、現在も東京・表参道のレッスンスタジオで「表現」の素晴らしさ、楽しさ、気持ちよさを伝え続けている。聴く人を優しくあたたかく包み込むヴォーカルは”天使の歌声”と評される。

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