KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

私をつくった一冊

2023年10月10日

本間 浩輔(パーソル総合研究所取締役(社外)、立教大学大学院 客員教授 他)

慶應MCCにご登壇いただいている先生に、影響を受けた・大切にしている一冊をお伺いします。講師プロフィールとはちょっと違った角度から先生方をご紹介します。

本間 浩輔

本間 浩輔(ほんま・こうすけ)
  • パーソル総合研究所取締役(社外)
  • 立教大学大学院 経営学専攻リーダーシップ開発コース 客員教授
  • 法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科 兼任講師

慶應MCC担当プログラム

1.私(先生)をつくった一冊をご紹介ください

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈2〉セクシープロジェクトで差をつけろ!
Kindle版

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈3〉知能販のプロになれ!

エクセレントカンパニーの著者として有名なトム・ピーターズは、ボクのアイドル。
今読み直しても、その内容は色あせていません。

2.どのような内容ですか?

本は3冊の分冊ですが、行動すること、キャリアを自分のものとすることの重要性が説かれているようにも感じます。キャリア自律が重要と言われながら、課題も多い昨今、自分のキャリアを考えたい方にもおすすめしたいです。

3.その本には、いつ、どのように出会い、いま振り返ってどんな出会いでしたか?

1990年代、見習いコンサルタントだったボクは、「エクセレントカンパニーでは〇〇と言っている」と、トム・ピーターズの印籠をつかって、たびたび、修羅場をくぐってきました。

本書、「トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦」は、30歳前後に手に取った本で、読みやすいだけでなく、メッセージは単純明快。ラインマーカーで線を引きまくりました。

そして、40才をこえたころ、ボクが憧れる兄貴分の何人かが、この本に影響を受けていることを知りうれしくなりました。憧れが親近感にかわったことを思い出します。

50歳をこえて、講演の機会やビジネス本をつくることに関わるようになりましたが、ボクの目標は、この本。トム・ピーターズの足元にも及ばないけど、すこしでも近づけたらいいなと思っています。

ボクがMCCで担当する講座の1つ「小さなリーダーシップ論」では、「リーダーシップはセクシーである」と、リーダーシップの概念の曖昧さを話題にしていますが、この本からインスピレーションであることを、告白しておきます(笑)


本間 浩輔

本間 浩輔(ほんま・こうすけ)
  • パーソル総合研究所取締役(社外)
  • 立教大学大学院 経営学専攻リーダーシップ開発コース 客員教授
  • 法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科 兼任講師

慶應MCC担当プログラム

1968年神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、野村総合研究所に入社。コンサルタントを経て、後にヤフーに買収されることになるスポーツナビ(現ワイズ・スポーツ)の創業に参画。2002年同社がヤフー傘下入りした後は、主にヤフースポーツのプロデューサーを担当。2012年社長室ピープル・デベロップメント本部長を経て、2014年より執行役員。同社においてさまざまな人事制度改革に取り組んでいるとともに、戦略人事プロフェショナルの実践家として社内外において広く活動。2014年、日本の人事部「HRアワード」最優秀賞(個人の部)受賞。神戸大学MBA、筑波大学大学院教育学専修(カウンセリング専攻)、同大学院体育学研究科(体育方法学)修了。
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