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慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

私をつくった一冊

2025年07月08日

原田 浩正(慶應MCCシニアコンサルタント)

慶應MCCにご登壇いただいている先生に、影響を受けた・大切にしている一冊をお伺いします。講師プロフィールとはちょっと違った角度から先生方をご紹介します。


1.私をつくった一冊をご紹介ください


「隠れた人材価値」高業績を続ける組織の秘密

「隠れた人材価値」高業績を続ける組織の秘密
チャールズ・オライリー、ジェフリー・フェファー(著)、廣田里子(訳)
草思社(2005年3月)

2.その本には、いつ、どのように出会いましたか?

2003年ジョンソン・エンド・ジョンソンから転職して再春館製薬所で勤務している際に、ふらっと寄った書店でタイトルと帯に記載された “「普通の人」を「最強の戦力」にする「秘められた価値観」とは?” にビビッと来てしまい購入しました。

3.どのような内容ですか?

「優れた人材を獲得し、その人材が活躍して高業績を続ける」ではなく、競合他社と比べて、それほど優れた人材がいるわけでもないのに、抜きんでた業績を達成している企業として複数の企業が紹介されている。

4.それは先生にとってどんな出会いでしたか?

私が勤務したジョンソン・エンド・ジョンソン、再春館製薬所と2つの会社ともに個性的な価値観があり、その価値観をビジネスや人材育成、企業文化づくりに活かすことで高業績を続けており、全てではないが、共通する点が多く、何が理由で優れた結果をもたらすのか???とモヤモヤとしていたところに、この本と出会い、個人的に”確信”してしまった。
(今思えば、なんともピュアだったと・・・)
結果として、低迷する、或いは更に高いレベルへと成長したいと考える企業に対して、自分自身の経験を活かし、高業績を続ける企業を作るためにコンサルタントという職業に就く選択をしました。

5.この作品をおすすめするとしたら?

企業の経営者は勿論、経営企画、人事、総務などで働く方々と管理職の方々に。
 

原田 浩正

原田 浩正(はらだ・ひろまさ)
  • 慶應MCCシニアコンサルタント

慶應MCC担当プログラム

ジョンソン・エンド・ジョンソン(株)入社後、クレドの浸透をはじめ人事部門にてさまざまな実務を経験した後、人事グループマネージャーとしてグループ全体の人事企画を担当しながら、事業部門の人事責任者(HRBP)として戦略的に人事制度改革や組織開発を実行する。その後、(株)再春館製薬所人事部マネージャー兼総務部マネージャー、みずほ総合研究所(現:みずほリサーチ&テクノロジー)主席コンサルタント、パーソル総合研究所執行役員コンサルティング事業本部長を経て独立。外資系および日本企業にての実務経験とコンサルタントの経験を活かし、数多くの会社を支援、次世代リーダー育成やマネジメント研修で幅広く活躍。
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