KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

BtoBマーケティング

製品の価値を顧客に届け、収益化につなげる

TVや新聞などマス広告におけるBtoB企業の存在が高まっています。背景には、デジタル化による新規参入企業の増加や購買企業側の既存取引の見直しにより、従来型の御用聞き営業では収益拡大が期待できなくなっている現実があります。BtoBビジネスにこそマーケティング視点での包括的な事業戦略の見直しが必要になっているのです。

本プログラムでは、ケースメソッド形式で<BtoBマーケティングの要諦>を学ぶとともに、価格検討など豊富な数値的分析を通じて、真に製品の価値を顧客に届け、収益につなげるための考え方を身につけます。

対象
  • BtoBビジネスの担当者
  • 企業・組織において、マーケティング戦略や事業戦略を策定する立場にある方(マーケティング・販促企画担当、営業企画・事業企画担当、商品企画担当など)
  • BtoBならではの視点からマーケティング理解を深めたい方
講師
開催形態

オンライン

日程・時間
1 2 3 4
2025年
1/20
(月)

18:30-21:30
2025年
1/27
(月)

18:30-21:30
2025年
2/3
(月)

18:30-21:30
2025年
2/10
(月)

18:30-21:30
参加費

115,500円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

25名 (法人派遣は1社につき4名まで)

進め方

セッションはケースメソッドにて進められます。「個人研究(事前課題)→グループディスカッション→全体ディスカッション→まとめ・レクチャー」の流れとなります。個人研究ではケースを読み込み、ディスカッションの準備をします。

修了基準

全セッションの参加と課題への取り組み、議論への参加により認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなし ます。

プログラム
お申し込み

SESSION

SESSION 1

BtoBマーケティングの基本的枠組み

消費財(BtoC)と生産財・産業財(BtoB)のマーケティング戦略はどのように異なるのか。マーケティング戦略の基本的枠組みを理解した上で、高い技術力を収益に結びつけるBtoBマーケティングの留意点を考える。

ケース

アスクル株式会社:市場の理解とマーケティング戦略

SESSION 2

マーケティングの実践

近年、競争環境や顧客企業の購買行動の移り変わりに伴い、BtoB企業におけるマーケティングの重要性が高まっている。BtoB企業のマーケティングでは何をおさえる必要があるのか、価格戦略などの視点を交えながら具体的に検討する。

ケース

コンピュートロン2006年

SESSION 3

BtoBグローバル戦略

高品質・高価格のマーケティング戦略を展開してきたBtoB企業が、新興国市場に参入する際、どのような価格戦略でどのような価値を提供し、競争環境に対応すべきか、サウラー社のケースから、BtoB企業のグローバル戦略を議論する。

ケース

サウラー社:中国での挑戦

SESSION 4

BtoB新製品のマーケティング戦略

革新的な技術や製品が開発されたからといって、ヒット商品に育つとは限らない。製品や技術の特質、市場の性格などを把握した上で、適切なマーケティング・ミックスを検討し、新製品を産業需要家向けに拡販していくためのマーケティング戦略を策定する。

ケース

オプチカル・ディストーション会社(A)

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参加者アンケート

  • BtoBのビジネスにマーケティングが必要との認識が乏しかったので、とても新鮮な感覚で講義を受けることができた。企業の事業展開をみるときに、今回学んだ知識にあてはめ、理解していきたい。
  • ベンチャー企業の事業計画における売上見込みは、実績もないことから単にターゲット市場のシェアを○%となっており、実現可能性が低いものが散見される。最後のケースは実績のないVBがどのように市場を獲得していくのかがよくわかり、今後の事業計画の評価に大いに参考となった。
  • 初めて勉強したが、なかなかに難しかった。講師の説明を聞いたときは理解できたと思うものの、実際には理解できていないからか定着が低いように感じている。しかし、よい気づきは複数あった。マーケティングの考えのほかに、受注側の行動を具体的にミクロで考えて、今後を想像するということ。これは、いろんな場面で活用できる。
  • たくさん考える作業をしました。毎回の課題に対しよくよく考えて取り組んだつもりでも、先生の考えには到底及ぶはずもなく・・・自分の考えの浅さや狭さを毎回痛感する、刺激的な時間を過ごすことができました。
  • 中身の濃い講義でした。全体で6回位のセッションがあれば、もっと得られることが多かったかな、と思います。
  • オンラインでも講義の目的をほぼ達成できると実感しました。しかし、講義外での交流等をスムーズに進めるには実際の講義の場で行う方がやはり良いと感じた。