KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

組織版キャリアコンサルティング
指導者育成プログラム

本プログラムの参加には事前選考があります。詳細は対象欄をご確認ください。



一般社団法人キャリアアドバイザー協議会共催



指導者として
さらなる研鑽・活躍を目指す

社会環境や働く人の変化に伴い、キャリアコンサルティングは、従来のキャリアカウンセリングを中心とした活動から、キャリア開発・形成・自律支援までの一連の取り組みとともに、仕組み、サービスを提供する上で組織の活性化と連動した新たな活動の展開が求められています。当プログラムは、キャリアアドバイザーの活動をしている方を対象に、さらに一段高い視座を持ち、自身の研鑽および後進の指導・支援を行う指導者の育成を目指します。



背景

2016年4月より職業能力開発促進法の改正法が動きはじめました。改正法により、企業組織においては、キャリアコンサルティングの提供が努力義務化され、2017年にはその内容がセルフ・キャリアドックとして指針化もされています。従来、キャリアコンサルタントの能力向上を図るスーパービジョンの実践やスーパーバイザーの育成プログラムでは、キャリア開発に限定されない不安や悩み、よろず相談を中心としたカウンセリング型のスーパービジョンが主流でもありました。しかし、現在のキャリアカウンセリングの新たな活動の展開とともに、指導者育成プログラムにおいても個のキャリア自律とともに組織の活性化を組み込んだプログラム開発が求められ、厚生労働省も新プログラムづくりの実践を強く求めています。



講師より

これまで、カウンセリング中心のキャリアカウンセラーの育成にとどまらず、キャリア開発・形成、人事部門との協業によるキャリア支援の総合的な取り組みと仕組みづくり、そして組織の活性化を促すキャリアアドバイザーの育成を念頭に置いた『キャリアアドバイザー養成講座』を2003年より慶應丸の内シティキャンパスと共催で実施してきました。その経験の蓄積と現場での要請に応えるため、2022年度より、『キャリアアドバイザー養成講座』、『キャリアアドバイザー養成講座<アドバンス>』に加え、現場で働くキャリアアドバイザーの指導・支援・研鑽を担う指導者向けのプログラムを開設することとなりました。当プログラムは、現在キャリアアドバイザーの活動を実践され、かつ現場において、自身の研鑽とともに、キャリアアドバイザーの指導・支援に関心を持ち、指導者としてさらなる活躍を目指している方々を対象としています。

※本プログラムの参加には事前選考があります。詳細は対象欄をご確認ください。

対象

本プログラムの参加には事前選考があります。参加要件を確認の上、期日までにエントリーフォームより応募ください。
受領次第、順次事前選考のご案内をお送りします。


参加要件

キャリア自律の専門家として、組織内でキャリアカウンセリングやアドバイスなど3年以上の活動経験を有し、かつ下記1または2を満たす方

  1. 1. 『キャリアアドバイザー養成講座<アドバンス>』を修了した方
  2. 2. キャリアコンサルタントの国家資格、関連資格、同等の知識・スキルをお持ちの方

  3. [事前選考エントリーフォームへ]


    エントリー締切

    ・一次募集:4/18(木)
    ・二次募集:5/16(木)
    ※応募選考状況により、一次募集にて受付終了となる場合があります。


    事前選考の流れ

    エントリー → 面接(対面またはオンライン) → 結果通知 → 参加申込 → 開講

講師
ゲスト講師

実務家、指導者を予定

開催形態

ブレンディッド(セッションごとに指定)

日程・時間
プレ・1 2 3 4 5
2024年
6/6
(木)

15:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
6/14
(金)

18:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
6/20
(木)

18:30-21:30
オンライン
2024年
6/27
(木)

18:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
7/4
(木)

18:30-21:30
オンライン
6 7・8 9 10 11
2024年
7/11
(木)

18:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
7/18
(木)

16:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
7/25
(木)

18:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
8/1
(木)

15:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
8/8
(木)

18:30-21:30
丸の内キャンパス
12 13・14 15 16 17
2024年
8/22
(木)

15:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
8/29
(木)

15:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
9/5
(木)

18:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
9/12
(木)

18:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
9/19
(木)

18:30-21:30
丸の内キャンパス
18 19 20 講評会
2024年
10/3
(木)

18:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
10/10
(木)

18:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
10/17
(木)

16:30-21:30
丸の内キャンパス
2024年
11/22
(金)

18:30-20:30
丸の内キャンパス
参加費

539,000円(税込)
『キャリアアドバイザー養成講座』または『キャリアアドバイザー養成講座<アドバンス>』に参加された方に限り、参加費を15%割引いたします。
¥539,000円 → ¥458,150円(15%割引)
法人・個人いずれもご利用になれますが、同一参加者に限ります。
 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

20名 (法人派遣は1社につき2名様まで)

修了基準

全セッションの参加と演習、最終課題(修了判定レポート)への取り組みを評価して認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。

プログラム
お申し込み

SESSION

SESSION 1

キャリア自律型人材育成の背景と人事制度

SESSION 2

キャリア自律をうながすキャリアデザインワークショップの理解

SESSION 3

キャリア支援をサポートするサブシステムの設計

SESSION 4

従来のキャリアカウンセリング・今後の人事部門との協業・融和

SESSION 5

職業能力開発基本計画とキャリア支援

SESSION 6

セルフ・キャリアドックの組織における展開
(1)プロセスコンサルテーション

SESSION 7・8

セルフ・キャリアドックの組織における展開
(2)セルフアセスメント
(3)データベースの設計

SESSION 9

セルフ・キャリアドックの組織における展開
(4)組織の活性化支援

SESSION 10-1

面談の展開
(1)CAにとっての面談とは

SESSION 10-2

面談の展開
(2)不安の除去、悩みの軽減に加えた今後の方向性と 「心」に向き合い「こころ」の開発と発揮へ

SESSION 11

面談の展開
(3)OJDによる成長支援、ハプンスタンスアプローチによるキャリアチャンスづくり支援へ

SESSION 12-1

面談の展開
(4)働く居場所のつくり方と面談

SESSION 12-2

現場における成長とチャレンジ、転機の支援

SESSION 13

ダイバーシティ開発
(1)キャリア自律とダイバーシティ開発の統合

SESSION 14

ダイバーシティ開発
(2)多様な個人の相互啓発と相互支援とOJC(On the Job Collaboration)

SESSION 15

ダイバーシティ開発
(3)合理的配慮とポジティブアクション

SESSION 16

コミュニケーション支援
(1)企業のビジョンと個人の成長目標のリンク

SESSION 17

コミュニケーション支援
(2)モラルサーベイと組織風土と組織風土調査の活用

SESSION 18

コミュニケーション支援
(3)経営、上司の役割と支援

SESSION 19

ジョブ型から考える仕事のエンゲージメント化

SESSION 20-1

年齢別・課題別の能力開発支援

SESSION 20-2

まとめ:これからのキャリアコンサルティングのあり方

講評会

最終課題講評会

【継続学習】

登録キャリアアドバイザースーパービジョン

原則『キャリアアドバイザー養成講座』および『キャリアアドバイザー養成講座<アドバンス>』、あるいは『組織版キャリアコンサルティング指導者育成プログラム』を修了し、キャリアアドバイザー協議会よりキャリアアドバイザープロフェッショナルと認定された方は、隔月実施されるスーパービジョンや、特別セミナーなどの継続学習の機会を得ることができます。(通年を通して原則偶数月第一土曜開催)

【共催】

一般社団法人キャリアアドバイザー協議会(CA協議会)

CA協議会とは、SFC研究所キャリアリソースラボラトリー(CRL)の活動を引き継いだ組織で、個々人のキャリア自律の促進、組織のセルフ・キャリアドックの展開、キャリア自律型組織の構築を社会・企業組織に普及させるキャリアアドバイザーの育成・活用・研鑽を目的として活動しています。

従来、企業は自社に必要なスキル教育を企業主導で提供してきました。個人と組織との関係は変わり、個人は自分のライフスタイルや価値観に適合したキャリアを創造・開発する、というパラダイムシフトが起きました。 2000年前後、キャリア自律を中心とした新たな働き方、組織支援、そしてライフスタイルの構築を統合する研究、支援活動を提供する組織は多くはなく、こうした問題意識をもとに、個人と組織の新たな関係の研究・実践支援を行うことを目的として、2001年慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにSFC研究所キャリアリソースラボラトリーが設立されました。

2024年3月、CRLが当初の「キャリア自律とは」といった研究活動を終えるにともない、一般社団法人キャリアアドバイザー協議会で、CRLのスタッフが中心となりキャリア自律の具体的な展開やキャリア自律型組織の実践支援等の活動を引き継ぎ、CRLの使命や実践型研究を実践するに至っています。