KEIO MCC

慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

GAFANTの戦略を読み解く

ビッグ・テックの功罪と日本企業の未来を探索する

株式世界時価総額ランキングのトップ10は、今や米国ハイテク企業にほぼ占められています。本プログラムでは、その中からGAFA4社と半導体のエヌビディア、そしてEVのテスラの6社を取り上げ、最新の動きや直近の財務業績も踏まえつつ、経営戦略やビジネスモデルの功罪について、俯瞰的・総合的に読み解きます。そしてIT革命のインパクトと、今後の課題、日本企業はどこに活路を見出すべきかを探ります。

対象
  • 中堅社員~管理職
  • GAFANTを分析・評価し、ビジネスに活用したい方
  • 業界比較や他社比較から自社の経営戦略や事業戦略を考えたい方

GAFANTは常に進化し続けています。これまでに分析したことのある方もご参加をお勧めします。

講師
開催形態

ハイブリッド(キャンパス/オンライン)

日程・時間
1 2 3 4 5 6
2024年
7/19
(金)

18:30-21:30
2024年
8/2
(金)

18:30-21:30
2024年
8/23
(金)

18:30-21:30
2024年
9/6
(金)

18:30-21:30
2024年
9/20
(金)

18:30-21:30
2024年
10/4
(金)

18:30-21:30
参加費

170,500円(税込) 
→ 割引制度・キャンセル規定

定員

25名 (法人派遣は1社につき4名様まで)

進め方

すべてのセッションをケースメソッドで進めます。「個人研究(事前課題)→グループディスカッション→全体ディスカッション→まとめ・レクチャー」の流れとなります。個人研究ではケースを読み込み、ディスカッションの準備をします。

修了基準

全セッションの参加と課題への取り組みを評価して認定
欠席の際は、指定期間内の録画映像視聴・必要な課題等の提出をもって参加とみなします。

プログラム
お申し込み

SESSION

SESSION 1

Appleを読み解く

スティーブ・ジョブズが創業したアップルは、今や世界時価総額トップを走る。当初ジョブズが目指したのはソニーだった。しかし現在のアップルはソニーの総売上高を超える純利益(約14兆円)を上げるダントツ企業。その利益構造や死角、どこに向かうのかを読み解いていく。

ケース

アップルとスティーブ・ジョブズ ―「テクノロジー×リベラルアーツ」が生んだ新結合(イノベーション)―

SESSION 2

Googleを読み解く

スタンフォード大学の学生二人が立ち上げたグーグルは、なぜ世界をリードする検索エンジンや独創的な広告収益モデルを開発できたのか。

研究開発企業のマネジメントとは? なぜ逆風が吹き、生成AIに遅れたのか。

Google Xなど未来への展開を課題と共に議論していく。

ケース

グーグル.com ―天才たちの『検索と広告』イノベーション―

SESSION 3

Facebookを読み解く

フェイスブック(現メタ)は、ハーバード大学の二年生マーク・ザッカーバーグが創業した。

なぜ19歳の若者がユーザー数世界一のSNSを開発でき、また経営を学びつつCEOを務め続けられたのか。今なぜ世界から批判を浴びるのか。

SNSとは? その未来を考察していく。

ケース

フェイスブックとマーク・ザッカーバーグ ―株式時価総額世界6位に成長した学生ベンチャ― ―

SESSION 4

Amazonを読み解く

ジェフ・ベゾスが「エブリシング・ストア」を掲げて創業したアマゾンは、今やクラウド・サービスのトップAWSを持ち、医療や金融、宇宙開発まで手を伸ばす。CEO退任後もベゾスの巨大な構想は尽きない。

アマゾンの本質とは? そのインパクトと未来を考えていく。

ケース

アマゾン.com(II) ―エブリシング・ストアからエブリシング・カンパニーへ―

SESSION 5

Tesla を読み解く

EVトップのテスラを創業したイーロン・マスクは、その前に宇宙開発のスペースXを創業した。どちらも冷ややかに見ていた日本企業は、今やマスクの革新手法をマネし後追いする立場にいる。

X.comも含め、型破りなマスクの未来構想の凄みを成功要因や課題とともに見ていく。

ケース

イーロン・マスク―テスラ、スペースX、疾走し続ける夢―

SESSION 6

NVIDIAを読み解く

データは21世紀の石油であり、データを駆使する生成AIがすべての産業、時代、国を変えつつある。そのAIのインフラとなるGPU設計を担うのがエヌビディアであり、製造するTSMCである。

台湾出自の二つの企業はなぜ成功し、どんな未来を描くのか。さまざまな面から議論する。

ケース

 エヌビディア‥‥TSMCとの最強・台湾コネクション

参加者の感想を見る

参加者アンケート

  • GAFA の経営について 初心者にもわかりやすく体系的に学ぶことができた。 直近の状況も反映していただき大変勉強になりました。
  • GAFA を内部外部含めてリアリティを感じながら学ぶことができた。 シリコンバレー がなぜメガテックの集結地になっているか体感することができた。
  • 財務諸表を確認した後に定性的な情報を見ることで、企業の姿をより立体的に見ることができました。
  • ここ20 年の情報産業革命の流れを、GAFA のそれぞれのケースから辿ることができた。 また、それぞれの中心人物についてどこかしら共通の背景・マインドがあるということを知ることができた。
  • 日頃商品開発をしていますが、考え方が分からず行き詰まりを感じていました。今回の講座を通して、商品開発だけでなく会社全体が向かうべき方向性など大局的に捉えて考えていきたいと思いました。ありがとうございました。
  • 毎回とても面白いケースと講義で、楽しみながら学ばせて頂きました。今後GAFAMを取り巻く状況や業績に注目していきたいと思います。そのうちCEO や企業の在り方も変わっていくでしょうが、今回取り上げた人たちだったらどうしただろうか、というのも折に触れて考えてみたいと思います。
  • 非常にわかりやすかったと感じています。先生も相当興味を持ち勉強された上での ご説明には感謝申し上げます。