夕学レポート
2017年09月01日
第7回 10/31(火)金原亭馬生師匠・荻野アンナ先生
10月31日(火)は落語家 金原亭馬生師匠と作家、慶應義塾大学文学部 教授 荻野アンナ先生にご登壇いただきます。
アンナ先生は、フランス文学 ラブレーの研究者、芥川賞をはじめ数々の賞を受賞されている文筆家でもありながら、”金原亭駒ん奈”という噺家のお名前もお持ちであることご存じでしょうか。
11代目馬生師匠に弟子入りされ、二つ目として高座にも上がっていらっしゃいます。
師匠として、落語協会理事として弟子や若手の育成に努め、落語界を今や牽引していらっしゃる馬生師匠は、人育てにおいて一家言お持ちです。
口伝の芸として、師匠から弟子に話芸の奥義を伝え、時に口だけでなく、見習いとして師匠の鞄持ちから身の回りのお世話まで、師匠の生活すべてを身に染み込ませることで修行していく落語の世界ですが、これまでの伝え方、教え方では通用しない点もたくさんあるとおっしゃいます。
そう簡単に江戸の文化や生活を肌身で感じることのない”現代っ子”の若手育成に、師匠はどのようなまなざしを持ち、ご自身の芸を伝えようとしているのでしょうか。
自らも大学教員として教育者であり、門下の一門として師匠の教えを仰いでいらっしゃるアンナ先生とともに、普段はなかなかお伺いすることのない「落語家の人育て」について掘り下げ、対談いただきます。
当日のさらなるお楽しみは馬生師匠の一席。
今回は、高座としては珍しく、事前に演目を決めて下さり、なんと大ネタ中の大ネタともいわれる「百年目」をご披露いただけるそうです。大旦那と番頭の掛け合い、師匠がどのようにお噺しされるか今からワクワクしています。(保谷)
・金原亭 馬生 落語家
講師プロフィールはこちらです
・荻野 アンナ 作家、慶應義塾大学文学部 教授
講師プロフィールはこちらです。
・演題:「落語家の人育て」
※本講演は対談と落語一席の講演90分、質疑応答30分の構成です
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