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夕学レポート

2021年09月22日

第11回 12/22(水)秋元 千明さん

★photo_instructor_1094.jpg12/22(水)は英国王立防衛安全保障研究所(RUSI) 日本特別代表 秋元千明さんのご登壇です。
今年9月初め、英国の新型空母「クイーン・エリザベス」は、太平洋地域で初めて日米などと合同演習「パシフィック・クラウン21」を行いました。
巨大な艦隊が、英国母港ポーツマスより2万キロ以上の航海を経て日本に来航し、横須賀の米軍基地の桟橋に接岸している姿は壮観。ニュースなどでご覧になった方も多いことでしょう。
日本への航海そのものが壮大な実験とも言われており、英国国家安全保障戦略が示す「日本は戦略的なパートナー」からもわかる通り、日本に何らかの期待をしての来航、さらには合同演習であることを読み取ることができます。
秋元さんは、NHKに入局後30年以上にわたり、軍事・安全保障専門の国際記者、解説委員を務めた現場からの叩き上げのキャリアをお持ちです。東西軍備管理問題、湾岸戦争、ユーゴスラビア紛争、北朝鮮核問題、同時多発テロ、イラク戦争など、この30年の間に起こった戦争、紛争の豊富な取材経験をもち、その情報収集力も並大抵ではありません。
現在は、180年以上の歴史を持つ英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のアジア拠点としてRUSI Japanを東京に開設し、日本特別代表を務めていらっしゃいます。
クイーン・エリザベスの来航も物語る通り、いま、日英関係は歴史上新たなフェーズへと入り、日英同盟構築への準備もすでに始まっているとも言われます。
それは、戦後長期間にわたり続いてきた米国のくびきから解放され、日本が戦略的自立へと進む道筋とも捉えることができるのです。
日英の安全保障コミュニティーに幅広い人脈を持つ安全保障の専門家である秋元さんより、歴史的な同盟復活への動きと今後の課題、展望について解説いただきます。(保谷)
・秋元千明(あきもと ちあき)
・英国王立防衛安全保障研究所(RUSI) 日本特別代表
・演題:「復活する日英同盟 ~インド太平洋時代の幕開け~」
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