夕学レポート
2011年09月16日
第12回 11/25(金) 豊竹咲大夫さん
第12回 11/25(金)にお越しいただくのは。人形浄瑠璃文楽太夫の豊竹咲大夫さんです。
咲大夫師匠が、父(八世竹本綱大夫)の師匠でもあった豊竹山城少掾に入門したのは9歳の時だったといいますから、すでに芸歴は50年以上。日本を代表する名人のお一人です。
文楽の歴史は歌舞伎より古く、平安末期・鎌倉期にさかのぼると言われています。大阪では、武家のたしなみである能に対して、文楽は商人・町人のたしなみとして広く普及し、近松門左衛門、竹本義太夫という大スターの登場により、大阪文化の華と呼ばれました。
「じょーるりでも聴きに行きまひょか?」
それが大阪商家の粋な旦那さんの合い言葉だったそうです。
文楽は、義太夫を語る大夫、三味線で伴奏する三味線弾き、人形を操る人形遣いの「三業」で成り立っています。しかも文楽の人形は、3人で一体の人形を操ると言います。いかにも日本的な「摺り合わせ」的芸能文化と言えるのではないでしょうか。
文楽太夫でいま一番脂が乗っているといわれる豊竹咲大夫師匠に、日本の誇るべき伝統芸能文楽の魅力、大夫としての生き方、感性について語っていただきたいと思います。
登録

オススメ! 春のagora講座

6月14日(土)開講・全6回
小泉 悠さんと考える
【日本の安全保障】
政治、経済、環境、技術など多角的な要因を考慮する広義な「安全保障」を議論する。

人気の夕学講演紹介

2025年5月27日(火)18:30-20:30
アテンション・エコノミーのジレンマ
山本 龍彦
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)副所長、慶應義塾大学 X Dignityセンター共同代表
偽・誤情報や誹謗中傷、さらには社会的分断の一因になっているとも言われる「アテンション・エコノミー」が孕むジレンマに人権や民主主義の観点から迫り、克服の糸口を考えます。

人気の夕学講演紹介

2025年5月30日(金)18:30-20:30
蔦屋重三郎の仕事に迫る
鈴木 俊幸
中央大学文学部教授
NHK大河ドラマ『べらぼう』時代考証教授
次々と流行を生みだしていった蔦屋重三郎との仕事ぶりを辿り、江戸時代中期から後期へと大きく変化する時代の様相を見てみます。
登録