夕学レポート
2006年09月29日
第13回(12/5) 稲蔭正彦さん
第13回の講師は慶應SFCの稲蔭正彦先生です。
稲蔭先生は、MITメディアラボでアーティストのためのCGツールの研究・開発に携わり、現在はデジタルアーティスト、プロデューサーとして国際的に活躍する方です。キャリアをみると研究者というよりはむしろクリエイターといった方が相応しいのかもしれません。先端デジタル技術を駆使したデジタルエンタテイメントの世界は、すでにゲームや映画でその可能性が開かれていますが、21世紀の文化創造において主流になることは間違いありません。
これまでは、活字やアニメでしか表現することができなかった世界を、想像をこえるリアルな形で表現することができれば、エンタテイメントにもライフスタイルにも新たな感動と経験をもたらすことができるそうです。
慶應では2008年にそんなデジタル時代の先駆的な高度専門研究機関として、「デジタル・メディア・デザイン大学院(略称DMD大学院)」を開設します。次代のスピルバークやルーカスがそこから育つ可能性もあります。
稲蔭先生は、そのDMD大学院のキーマンとして活躍されることが期待されています。
是非、この機会にデジタルエンタテイメントがもつソフトパワーを体感してください。
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オススメ! 春のagora講座

6月14日(土)開講・全6回
14:00-17:00
小泉 悠さんと考える
【日本の安全保障】
小泉 悠亨
東京大学先端科学技術研究センター准教授、先端研・創発戦略研究オープンラボ(ROLES)副代表
政治、経済、環境、技術など多角的な要因を考慮する広義な「安全保障」を議論する。

人気の夕学講演紹介

2025年6月19日(木)
18:30-20:30
家畜化する人間~精神医学と生物学と社会科学の視点から~
熊代 亨
精神科医、作家
人間が作った環境で暮らし続けた動物が、野生種より穏やかで協力的な性質などを身に付けていく「自己家畜化」にまわる問題や課題を紹介します。

人気の夕学講演紹介

2025年6月24日(火)
18:30-20:30
物理学者の思考法:クリエイティビティの源泉
橋本 幸士
京都大学大学院理学研究科 教授
物理学の最先端研究をご紹介しながら、物理学者の思考法をお伝えします。生活や仕事でクリエイティビティを発揮するヒントとなりましたら。
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