夕学レポート
2014年09月17日
第15回 11/28(金) 斎籐環さん
第15回 11/28(金)にご登壇いただくのは、精神科医で筑波大学教授の斎籐環先生です。
「ひきこもり」治療など思春期・青年期の精神病理の専門家であり、執筆や講演など文化評論活動でも知られる斎籐先生。ご専門のひきこもりやうつに関する著作はもちろんですが、近年はサブカルチャーや社会評論などでも活躍していらっしゃいます。
なかでも「日本人ヤンキー化論」はメディアでも話題になりました。
斎籐先生のいう「ヤンキー」というのは、見た目は派手で暴力的かつ好戦的、それでいて家族愛や義理人情には厚く、物事を論理的に考えることは苦手(というよりも価値を置かない)だけれども、気合い・根性など精神力は重視する思考・行動特性を持つ人々とでも言えるでしょうか。
昔から一定のボリュームで確かに存在し、独自のスタイルと文化を継承してきたヤンキーですが、斎籐先生によれば、いまは日本社会全体がヤンキー化しているように思えるとのこと。
確かに、ネットの言説の中には、異なる立場の相手との対話拒否を前提として、激しい批判や中傷をぶつけ合う人々が増えました。
また、昨今のブラック企業問題も、雇用者側の問題はもちろんではありますが、あそこまで理不尽な環境でもがんばり続けようという行き過ぎた労働倫理観のようなものが、若者達にあるような気がしてなりません。
ヤンキーには、人間的に「いい奴」が少なくありません。友達にすると、いざという時に助けてくれる愛すべき存在でもあります。
しかしながら、ヤンキー化した社会は、ファナティックな時勢に流されやすいという致命的な欠点があります。ナチスの台頭を許したドイツも、戦前の日本も、ヤンキー的な社会でありました。
若者の精神病理を数多く見てきた斎籐先生が敷衍する「ヤンキー化日本人論」。
楽しみな講演です。
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2024年7月19日(金)18:30-20:30
不易流行の経営学を目指して
~稲盛経営哲学を出発点として~
劉 慶紅
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
日本経営倫理学会常任理事
稲盛経営哲学に学びながら、人間性を尊重し、利潤追求と社会貢献の統合をめざす経営学理論を構築する、新論が真論となり、不易流行の経営学として結実することを目指して。
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2024年7月23日(火)18:30-20:30
『VIVANT』とテレビ局社員
福澤 克雄
(株)TBSテレビ コンテンツ制作局ドラマ制作部、演出家・映画監督
私にとっての道は、TBSにありました。『VIVANT』は、同じような夢を持つ若者たちの道標になってほしい、そんな思いも込めてチャレンジした作品です。日本のドラマ界、映画界を目指す皆様、夢はあるけど方法がわからない皆様の一助になればと願っております。
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