夕学レポート
2015年09月13日
第15回12/3(木) 都倉 武之先生
第15回12/3(木)は、慶應義塾福澤研究センター 准教授 都倉 武之先生にご登壇いただきます。
戦後70年。改めて戦争について考える企画がさまざま展開されています。新たな発見があり、現代の技術でできる分析や再現があり、70年経ったことで語れることもある一方で、戦争経験者の方々から生の声を聴く機会はますます限られていきます。戦後70年、いまだからこそ取り組むべきこと、取り組んでおきたいことがあります。
慶應義塾では、戦争の時代の記録と記憶を保存するプロジェクトに取り組んでいます。この「慶應義塾と戦争 アーカイブ・プロジェクト」を担当されているのが、都倉先生でいらっしゃいます。都倉先生は、近代日本政治史・政治思想史、メディア史がご専門でいらっしゃいます。
今年の6-8月、プロジェクト主催で「慶應義塾の昭和二十年」展 が開催されていました。慶應義塾関係の戦歿者は2200名以上、全国の大学中で最大の空襲被害を受けた大学であったことを、私は今回の展示ではじめて知りました。
また、ひとつの視点の軸があることで、昭和 20 年終戦前後の時代のこと、戦争と教育のことを具体的かつ多面的に知る機会となりました。
今回の講演では、当日、戦前日本の高等教育を受け、軍隊を経験された方々もお迎えし、お話をお伺いする予定です。都倉先生とそして戦争経験者の方々とご一緒に、皆さんと「戦争と学生」について考えてみたいと思います。(湯川)
・都倉 武之先生
・慶應義塾福澤研究センター 准教授
・演題:「戦後70年、『学生と戦争』を考える」
講師プロフィールはこちら
「慶應義塾と戦争」アーカイブ・プロジェクト
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