夕学レポート
2022年10月04日
第15回 12/16(金) 垣内 俊哉さん
第15回 12/16(金)は株式会社ミライロ 代表取締役で、一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会 代表理事の垣内 俊哉さんです。
垣内さんの夢は「歩くこと」だったといいます。生まれつき骨が弱く折れやすい病気のため、幼少期から車いすに乗って過ごし、足で歩くことができないと知ったときには絶望されたといいます。しかし、「歩けなくてもできること」を探しはじめ、さらには「歩けないからできること」を見つけた、垣内さん。この言葉は力強く、垣内さんの原点であると伝わってきます。
垣内さんはValue Added Network、株式会社ミライロを創設。「障害(バリア)を価値(バリュー)に変え、社会変革を実現する」ことをめざして活動されています。そして、注目され、2014年日経ビジネス「THE100-2014日本の主役」、2018年 Japan Venture Award「経済産業大臣賞」受賞、「TEDxKyoto」スピーカー登壇、2022年 財界「経営者賞」、経済界「金の卵発掘プロジェクト2021グランプリ」と高い評価を受けられています。
バリアバリューという考え方の重要性の認識と共感が広がってきている、と言えましょう。特に経営者、起業家として垣内さんが評価されているところも注目すべきところです。社会や未来にとって、誰もにとって、そこにバリューがある、バリューの可能性がある、と気づきはじめたからとも言えると思うのです。そして、そうなのです、バリューだと気づき始めたばかり。障害に対する見方、考え方、社会のあり方が変わるのはまだまだこれからでもあります。
バリアバリューという考え方、価値観、さらにはその実現に向けできること、取り組むべきこと、垣内さんに伺うとともに皆さんで考えたいと思います。(湯川)
・垣内 俊哉(カキウチ トシヤ)さん
・株式会社ミライロ 代表取締役
一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会 代表理事
・演題「バリアバリュー 障害を価値に変える」
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客観性に閉じ込められる私たち
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客観性とは何なのでしょうか?エビデンス信仰の風潮が強まる昨今、見落としているものを『客観性の落とし穴』の著者・村上氏に学びます。
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教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
柳 幹康
東京大学東洋文化研究所 准教授
家庭の仏壇や供養の儀式、あるいは観光旅行での古寺巡礼など、仏教は比較的身近な存在でありつつ、知っているようで知らない奥の深さもあります。仏教学の専門家より教養としての仏教を学びます。
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