夕学レポート
2009年09月21日
第16回 12/10(木) 大西啓介さん
第16回 11/10(木)の講師は、ナビタイムジャパンの大西啓介社長です。
ナビタイムといえば、テレビ広告や電車の車内刷り広告のインパクトが強烈ですね。携帯に搭載されたナビウォークのお世話になっているビジネスパースンは、日本中に広がっています。
お祖父さんが創業した大西熱学に入社した大西社長。環境試験装置などを手がける堅実企業の後継経営者の道が眼前に存在していたはずです。
しかし、大西さんは、大学院時代に没頭した「経路探索アルゴリズム」の研究成果をビジネスに展開させるベンチャー起業の道を選びました。
大学院時代の同級生と二人で、大西熱学の社内ベンチャーとして事業をはじめ、今日の隆盛を築きました。
当初、迅速な検索スピードを実現するためには、ハードの制約が大きかったため、いかに小さなナビゲーションエンジンで検索できるかに絞って研究をしていたそうです。
その工夫が、携帯への搭載という道を拓き、いまでは携帯に不可欠な機能になりました。
思えば、経路検索というニーズは、交通網の発達と共に生まれた古典的なニーズでした。そのニーズを「経路検索アルゴリズム」というソフト技術の開発とハードの劇的な発展という時代の波とマッチさせることで、革新的なサービスが生まれたことになります。
研究開発型ベンチャーが成功する典型的な事例を見る思いがします。
「ナビゲーションエンジンで世界のデファクトスタンダードを目指す」という大志を抱くナビタイム
大西社長には、ナビタイムジャパンのサービスやビジネスモデルなど、今後の展望についてお話をしていただく予定です。
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客観性に閉じ込められる私たち
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大阪大学人間科学研究科 教授
感染症総合教育研究拠点CiDER 兼任教員
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教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
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東京大学東洋文化研究所 准教授
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