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夕学レポート

2014年03月26日

第16回 6/17(火) 山口香さん

第16回 6/17(火)に登壇いただくのは、筑波大学体育系准教授で柔道家の山口香さんです。
yamaguchi.bmp
この2年間、日本の柔道界は、史上最悪の危機的状況にありました。
ロンドン五輪で金メダル男子ゼロ、女子1個と惨敗したことに加え、男子では元金メダリストの指導者による暴行事件、女子代表チームのパワハラ指導、全柔連指導部の閉鎖的体質の露呈と、伝統を揺るがす不祥事を続けざまに起こしてしまいました。
特に、女子代表チームで行われていた暴力やパワハラ指導の実態は、日本スポーツ界に染みついた悪しき風習や考え方が凝縮されたものであったと思います。
女子柔道界黎明期のスターで、指導者としても実績のあった山口さんが、背中を押す形で、選手自身による告発や問題提起が行われたのは、異例なことでありましたが、長年の膿を出す意味では、避けられない荒療治だったと思います。
批判を恐れず声をあげた山口さんの勇気と信念は、広く敬意が払われるべきではないでしょうか。
厳しい師弟関係とは、本来互いをリスペクトしあえる信頼のうえに築かれなければなりません。ところが日本の場合、指導者が選手を意のままにする偏った力関係に陥る間違いを起こしやすいようです。
山口さんのお話を伺いながら、これからの時代、私たちはスポーツに何を求め、何を目指すのかを考える機会にしたいと思います。

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