夕学レポート
2014年03月27日
第17回 6/20(金) 佐藤卓己さん
第17回 6/20(金)に登壇いただくのは、メディア史、大衆文化論を専門にする歴史学者の佐藤卓己先生です。
最近、「反知性主義」への警鐘を鳴らす知識人が増えてきました。
夕学でも、佐藤優氏が政治家の「反知性主義」を指摘してくれました。
http://www.keiomcc.net/sekigaku-blog/2013/10/post_554.html#more
内田樹氏も同じ主旨のブログを書いています。
http://blog.tatsuru.com/2014/03/05_0950.php
反知性主義というのは、理論や事実・エビデンス、歴史的経緯や文化的背景といった知的思考をすっとばして、わかりやすさ、美しい物語、即断即決を尊ぶ思考のあり方を意味します。
佐藤卓己先生のいう、「輿論(よろん)」と「世論(せろん)」の同一化も同じ現象ではないでしょうか。
「輿論」とはpublic opinion、公的な問題に対して、論拠と責任を伴った意見をいうことです。
一方の「世論(せろん)」とはpopular sentiments、感情的で場当たり的な居酒屋評論家的発言を指します。
日本では、1920年代に大衆メディアの登場に伴って、「輿論」と「世論」の境界がなくなり、それが戦争に向けた国民的熱狂を引き起こしてしまったという現実があります。
ネットの普及、ソーシャルメディアの興隆にともなって起きている「ネトウヨ」現象や「ヘイトスピーチ」の発生を見ると、「輿論と「世論」の同一化は、戦前以上の規模と勢いで広がりつつあるのではないかという危機感を覚えます。
私達は、この時代にどうふるまえばよいのか。
ウェブ時代に「世論の輿論化」をどう取り戻せばよいのかを考えてみたいと思います。
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不易流行の経営学を目指して
~稲盛経営哲学を出発点として~
劉 慶紅
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
日本経営倫理学会常任理事
稲盛経営哲学に学びながら、人間性を尊重し、利潤追求と社会貢献の統合をめざす経営学理論を構築する、新論が真論となり、不易流行の経営学として結実することを目指して。
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『VIVANT』とテレビ局社員
福澤 克雄
(株)TBSテレビ コンテンツ制作局ドラマ制作部、演出家・映画監督
私にとっての道は、TBSにありました。『VIVANT』は、同じような夢を持つ若者たちの道標になってほしい、そんな思いも込めてチャレンジした作品です。日本のドラマ界、映画界を目指す皆様、夢はあるけど方法がわからない皆様の一助になればと願っております。
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