夕学レポート
2006年10月05日
第17回(1/11) 大久保幸夫さん
第17回の講師はリクルートワークス研究所の大久保幸夫さんです。
ワークス研究所は、人と組織の諸問題をテーマとする調査・研究機関として確固たる地位を築いていますが、大久保さんは7年前にここを自ら立ち上げ、現在も所長を務めています。
組織行動論や社会心理学の研究者にようなアカデミックな立場ではなく、政府系の労働政策研究シンクタンクのよう総論主義とも違い、規模は小さいながらも、人材マネジメントに真摯に取り組む経営者や人事担当者が「これについてもっと知りたい」という旬なテーマを的確にくみ取って調査・研究をすすめています。
大久保さんは、個人としても積極的な提言活動を行っており、著書も数多くあります。政府の審議会等を通じて、国の雇用・就労政策に意見具申する機会も増えているようです。
大学教授やコンサルタントと一緒にシンポジウムのパネリストを務める姿を何度か拝顔したことがありますが、自分たちが調べたデータに基づいた論理的な分析は、実にシャープです。
今回は、「キャリアと能力の育て方」という演題で、大久保さんがかねてから主張するビジネスプロフェッショナルの生き方論をお聞きします。
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オススメ! 春のagora講座

6月14日(土)開講・全6回
小泉 悠さんと考える
【日本の安全保障】
政治、経済、環境、技術など多角的な要因を考慮する広義な「安全保障」を議論する。

人気の夕学講演紹介

2025年5月27日(火)18:30-20:30
アテンション・エコノミーのジレンマ
山本 龍彦
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)副所長、慶應義塾大学 X Dignityセンター共同代表
偽・誤情報や誹謗中傷、さらには社会的分断の一因になっているとも言われる「アテンション・エコノミー」が孕むジレンマに人権や民主主義の観点から迫り、克服の糸口を考えます。

人気の夕学講演紹介

2025年5月30日(金)18:30-20:30
蔦屋重三郎の仕事に迫る
鈴木 俊幸
中央大学文学部教授
NHK大河ドラマ『べらぼう』時代考証教授
次々と流行を生みだしていった蔦屋重三郎との仕事ぶりを辿り、江戸時代中期から後期へと大きく変化する時代の様相を見てみます。
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