夕学レポート
2007年10月04日
第19回(1/22)金田一秀穂さん
第19回(1/22)の講師は国語学者で杏林大学教授の金田一秀穂先生です。
祖父の金田一京助、父の金田一春彦と日本の言語学研究に大きな功績を残してきた金田一ファミリー。
故京助さんは国語辞典の編者として、故春彦さんはNHKのアナウンサー養成等々で活躍するなど、正しい日本語の啓蒙者としても活動されました。
秀穂先生も日本語教師の育成やテレビ出演などに積極的な方のようです。
お願いした演題は「大人のための日本語論」
子ども達や若者達の言葉が乱れているというご指摘をよく耳にしますが、では、われわれ大人はどうなのか。
金田一先生は、20万年のホモサピエンスの歴史を繙きながら、壮大な時間の流れの中で、言葉がどのようにして生まれ、それがどのように日本語になったのかをお話いただくそうです。
いわば日本語の成り立ちを勉強したうえ、我々が守らねばならない日本語とは何かを考えることができればと思います。
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オススメ! 春のagora講座

6月14日(土)開講・全6回
小泉 悠さんと考える
【日本の安全保障】
政治、経済、環境、技術など多角的な要因を考慮する広義な「安全保障」を議論する。

人気の夕学講演紹介

2025年5月27日(火)18:30-20:30
アテンション・エコノミーのジレンマ
山本 龍彦
慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)副所長、慶應義塾大学 X Dignityセンター共同代表
偽・誤情報や誹謗中傷、さらには社会的分断の一因になっているとも言われる「アテンション・エコノミー」が孕むジレンマに人権や民主主義の観点から迫り、克服の糸口を考えます。

人気の夕学講演紹介

2025年5月30日(金)18:30-20:30
蔦屋重三郎の仕事に迫る
鈴木 俊幸
中央大学文学部教授
NHK大河ドラマ『べらぼう』時代考証教授
次々と流行を生みだしていった蔦屋重三郎との仕事ぶりを辿り、江戸時代中期から後期へと大きく変化する時代の様相を見てみます。
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