夕学レポート
2022年10月06日
第19回 1/16(月)島津明人先生
1/16(月)は慶應義塾大学総合政策学部 教授 島津明人先生にご登壇いただきます。
島津先生が研究のテーマとして扱っているのは「こころ」、そのなかでも特に”心の健康”について研究をされています。
一般的なメンタルヘルスの研究では、うつ、不安、落胆、苛立ち、ストレスといったこころの不調に着目することが多いなか、メンタルヘルス、”心の健康”とは本来ニュートラルな言葉で、活発さや喜びといったポジティブな意味合いも含んでいるのです。
こころのポジティブな側面についての研究は、世界的にもまだ発展していないと言われるなか、こころの不調をどのように支えていくかというだけでなく、こころの活力をどう蓄積していくか、この2つを両輪としながら研究を進めていらっしゃいます。
いま、コロナ禍を大きな起点としながら、私たちの働き方が変化し、価値観も多様化しつつあると言われ、ひとりひとりがより豊かに働き、生きるための考え方 ワーク・エンゲイジメントが着目されています。
さらに、個人の視点のみならず、企業・組織にとっては健康経営、人的資本開示など、社員、組織メンバーが豊かにより良く働くことができているかを根底に持ち、それらをさまざまな指標によって開示することが推進されつつあります。
今回は、ワーク・エンゲイジメントの考え方や研究、施策の最新動向についてわかりやすく紹介いただくとともに、個人、組織双方にとって役立つ情報を提供いただきます。(保谷)
島津明人(しまず あきひと)
慶應義塾大学総合政策学部 教授
演題「新たな時代のワーク・エンゲイジメント」
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2025年1月16日(木)18:30-20:30
客観性に閉じ込められる私たち
村上 靖彦
大阪大学人間科学研究科 教授
感染症総合教育研究拠点CiDER 兼任教員
客観性とは何なのでしょうか?エビデンス信仰の風潮が強まる昨今、見落としているものを『客観性の落とし穴』の著者・村上氏に学びます。
人気の夕学講演紹介
2025年1月24日(金)18:30-20:30
教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
柳 幹康
東京大学東洋文化研究所 准教授
家庭の仏壇や供養の儀式、あるいは観光旅行での古寺巡礼など、仏教は比較的身近な存在でありつつ、知っているようで知らない奥の深さもあります。仏教学の専門家より教養としての仏教を学びます。
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