夕学レポート
2010年09月22日
第19回 鎌田東二さん 「日本の聖なるもの、神なるもの」
12/16(木)は、京大こころの未来研究センター教授の鎌田東二先生が登壇します。
幼少期からしばしば「鬼」を見たという鎌田先生。10歳の時に出会った『古事記』の中に、自分がみた「鬼」の世界があることを確信して以来、こころの世界に関わる思索を深めていったといいます。
「神道ソングライター」を自称し、宗教・歴史・民俗・心理学の交差領域を自由に行き来するユニークな研究と実践を展開されています。
日本列島の宗教文化の大きな特徴は「習合性」にある。鎌田先生はそう指摘されます。
わたし達日本人は、あらゆる神、さまざまな仏、多様な思想を柔軟に取り込み、日本の風土と社会習慣に適合させてきました。
7月の夕学で、中西進先生が「進取の気性」と表現された日本人の豊かな感受性と相通ずるものがあるのでしょう。
鎌田先生には、「習合性」を支える日本人の思考原理を説き明かしていただけるものと期待しています。
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