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慶應丸の内シティキャンパス慶應MCCは慶應義塾の社会人教育機関です

夕学レポート

2019年08月26日

2019年度後期スタート 第1回 10/2(水)楠木建先生

慶應MCC『夕学五十講』2019年度後期がはじまります。
司会担当の湯川、保谷が本日より各回の講師紹介をいたします。
今期も多彩な講師陣による『夕学五十講』。講演が一段と待ち遠しくなる各講師のエピソードなど、こちら講師紹介もどうぞお楽しみください。
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ken_kusunoki.jpg10/2(水)今期のスタートを切って頂くのは一橋ビジネススクール 教授 楠木 建先生です。
楠木先生に『夕学五十講』ご登壇いただくのは今回でなんと6回目、ご登壇回数最多記録となります。直近でご登壇頂いたのは2016年4月でした。
 2016年4/14登壇 「楠木建教授に聴く、日陰に輝くクオリティ企業のすすめ
企業の「稼ぐ力」が一段と注目されていた当時、企業経営のゴールとも言える長期利益の源泉について、オポチュニティ企業(長期利益の源泉を事業を取りまく外部環境の機会から生み出す企業)とクオリティ企業(その事業が内部で創りだす独自の価値より生み出す企業)に対比させながら、日本企業の競争戦略における指針についてお話し頂きました。
先生の持論はいつにおいてもシンプルです。それは、「好き」か「嫌い」か。
自身が胸の内に秘めている「好き嫌い」という感情に素直に行動すべきであり、それが最良の選択になるというのです。答えは誰しもの中にあり、1人1人の個人がつくる組織、企業も同じく「好き嫌い」という感情を大切にすべきとおっしゃいます。
ビジネスや経営においては、とかく「良し悪し」というインセンティブが優先され、「好き嫌い」どころか、ともすれば感情を表に出すことは避けられたりもしがちです。
「好き」という感情が、強い衝動となって自らが動き、周りを巻き込み動かす原動力となりえます。そして、その個人が組織となって事業を創り動かし、さらに企業を動かすのでしょう。
「好き嫌い」を大切な軸として、昨今の競争戦略、優れた経営者の条件、ひいては働き方改革に至るまで、楠木先生に多いに論じて頂きます。(保谷)
・楠木 建(くすのき けん)
・一橋ビジネススクール 教授
・演題:「すべては「好き嫌い」から始まる」
講師プロフィールはこちらです
演題と同じ表題である先生の近著『すべては「好き嫌い」から始まる』、さらに、個人の働き方・生き方相談本とも言える『好きなようにしてください』も講演前に一読いただくのもお勧めです。

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