夕学レポート
2014年09月24日
第21回1/9(金) 苅宿 俊文さん
新年を迎えての夕学五十講は1/9(金)からです。第21回は、青山学院大学 社会情報学部教授、苅宿 俊文さんにご登壇いただきます。
苅宿さんのご専門は、学習コミュニティデザイン論、学習環境デザイン論、教育工学。そしてワークショップ研究と実践の第一人者でいらっしゃいます。
ワークショップ。すっかり身近な言葉となりました。子ども大人問わず、分野問わずいろいろなワークショップが開催されるようになり、企業内研修や人材育成の場でも多々取り入れられています。苅宿さんは、このワークショップを研究・実践し、中心となってワークショップを全国的に広める取り組みをされてこられた方です。
苅宿さんは18年間、小学校教諭をつとめた経歴をお持ちです。ワークショップがコミュニケーション教育として取り入れられている小学校を事例に、こう問いかけられている文章をお見かけしました。
子どもは遊んでいるだけではだめなのか。子どもたちが楽しんでいるのにワークショップをやる意味があるか。
目に見える形の学習が感じられないために、ワークショップは学習なのか、という問いが常につきまとうそうです。苅宿さんは、ワークショップは、「コミュニケーションの場」であり、「他者理解と合意形成を向上させるエクササイズ」であるとおっしゃっています。だからこそ、ワークショップを効果的に企画・運営する専門家が必要であると、専門家教育にも取り組まれています。
そして、このワークショップの本質と可能性に、今回の講演主題であるコミュニケーション力、が込められているのではないでしょうか。苅宿さんの講義を聞き、いま、求められるコミュニケーション力について、皆さんとじっくり考えてみたいと思います。
・苅宿 俊文
・青山学院大学社会情報学部 教授
・演題:「多元共生社会のコミュニケーション力」
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2025年1月16日(木)18:30-20:30
客観性に閉じ込められる私たち
村上 靖彦
大阪大学人間科学研究科 教授
感染症総合教育研究拠点CiDER 兼任教員
客観性とは何なのでしょうか?エビデンス信仰の風潮が強まる昨今、見落としているものを『客観性の落とし穴』の著者・村上氏に学びます。
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教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
柳 幹康
東京大学東洋文化研究所 准教授
家庭の仏壇や供養の儀式、あるいは観光旅行での古寺巡礼など、仏教は比較的身近な存在でありつつ、知っているようで知らない奥の深さもあります。仏教学の専門家より教養としての仏教を学びます。
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