夕学レポート
2012年09月24日
第21回 1/15(火) 佐々木毅さん
第21回 1/15(火)に登壇されるのは、学習院大学教授の佐々木毅先生です。
日本を代表する政治学者で、東大総長も務められた佐々木先生が、『学ぶとはどういうことか』という本を出されたのは今春のことでした。
働く大人の学びを生業としていることもあり、たいへん興味深く拝読させていただきました。
佐々木先生は、福澤諭吉の『学問のすすめ』を、社会全体が学び、学びなおさなければならなかった時代の記念碑であると評価しています。
『学問のすすめ』は、海賊版を含めれば三百万部以上発行されたのではないかと言われています。
当時の人口(約三千万人)の一割が読んだ計算になります。現代で換算すれば、1千万部を越える超ド級のベストセラー。当時の経済状況や識字率を考慮すると、その社会的インパクトの大きさは相当なものだったと推察できます。
文明の転換期には、社会全体が学び、学びなおさなければならないことを、当時の日本人は、直観的に認識していたのかもしれません。
現代という時代も、成長、発展、開発の文明から成熟、維持、共生の文明へと曲がり角にさしかかっているといわれています。
佐々木先生には、「大人の」という限定の条件をひとつ加えさせていただいて、「学ぶということ」について論じていただきます。
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