夕学レポート
2011年09月02日
第2回 10/7(金) 工藤公康さん
第2回 10/7(金)に登壇いただくのはプロ野球選手の工藤公康さんです。
ご登壇にあたって工藤さんに紹介用の肩書きをお聞きしたところ「野球浪人」というしびれるお答えが帰ってきました。
昨年末に西武ライオンズとの契約が終わり、残念ながら今シーズンは日本プロ野球団のユニフォームを着ることはありませんでした。すでに48歳。200勝をはじめ数多くの栄誉を手にされたわけですから、普通の感覚であれば、引退の道を選ぶのが当然なのかもしれません。
しかし、工藤さんは、来シーズンの働き場を探すべく、年末には海外トレーニングに出かける予定だそうです。
まさに、「あきらめない男」 このエネルギーは、同年代の人間として誇りにしたい思いがあります。
引退した島田紳助氏が武田鉄矢氏に言われた言葉として「頂点を極めた人間は、その時からゆっくりと山を下っていかねばならない」という主旨のことを語っていました。芸能人にせよ、スポーツ選手にせよ、政治家にせよ、晩年をどう過ごすか、引き際をどう仕切るかが重要だと言われてきました。
しかし工藤さんを見ていると、山を登るとか下るといった感覚ではない、もっと別次元の生き方を確立しているように思えます。そこに成熟した社会における人生のあり方がみえるような気もします。
工藤さんは、なぜ「あきらめない」のか。
それをじっくりと考えてみたいと思います。
登録

オススメ! 秋のagora講座

10月18日(土)開講・全6回
島薗進さんと考える【宗教とは何か】
人類の精神文化の深層を探るために、そして何よりも何よりも日本人を理解するために「宗教とは何か」を深く学びます。

オススメ! 秋のagora講座

11月6日(木)開講・全6回
脚本家 詩森ろばさんと【考える力】について考える
TVドラマ『御上先生』の世界観や描かれた題材を用いて、転換期の日本で必要な 【考える力】について皆さんで対話を重ね、考えを深めます。

オススメ! 秋のagora講座

1月14日(水)開講・全6回
千住真理子さんと 【音楽とともに素晴らしき人生!】
デビュー50周年を迎える千住真理子さんが、ヴァイオリニストとしての人生を振り返り、自身の言葉で語ります。
登録