夕学レポート
2022年03月03日
第2回 4/12(火)井手英策先生
4/12(火)は慶應義塾大学経済学部 教授 井手英策先生のご登壇です。
コロナ対策によって我が国の財政赤字はさらに増大しています。加えて、所得格差の拡大によって生活に困窮する人達が数多く生み出されています。
足下だけでなく未来に目を向けても、人口減少、経済の停滞、将来不安の増大・・・と、私たちが生きていくのは「縮減する世紀」とさえ言われています。
井手先生は、2018年、「医療、介護、教育、障がい者福祉のすべてが無償。貯蓄ゼロでも不安ゼロな社会」を実現するための方法「ベーシックサービス」を掲げ、消費税増税の必要性に切り込み、賛否両論を巻き起こしました。
そう遠くない未来にいつかやってくるだろうと思われていた”不安”は、いま多くの人にとって自分事になりつつあるのが現状です。
なぜ忌み嫌われる「消費増税」が「格差なき社会」につながるのでしょうか。
財政的に実現可能な社会保障改革はあり得るのでしょうか。
生きるため、暮らすために必要なサービスの実現を意味する「ベーシックサービス」という概念を論点に据え、これからの社会のあり方について財政システムの観点より、井手先生より熱くお話し頂きます。
未来は常にいまの延長線上にある・・・
井手先生が描いていらっしゃる幸福な社会をともに描きながら、私たちが今なすべき事を考えていきたいと思います。(保谷)
・井手 英策(いで えいさく)先生
・慶應義塾大学経済学部 教授
・演題「幸福のための財政改革~ベーシックサービス~」
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家庭の仏壇や供養の儀式、あるいは観光旅行での古寺巡礼など、仏教は比較的身近な存在でありつつ、知っているようで知らない奥の深さもあります。仏教学の専門家より教養としての仏教を学びます。
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