夕学レポート
2009年03月10日
第5回 4/28(火) 荒俣宏さん
第5回 4/28(火)の講師は、作家の荒俣宏さんです。
SF小説『帝都物語』で世に出て、幻想文学、神秘世界、妖怪などなど、人間の理性・論理とは少しばかり距離のある、不可思議世界の森羅万象に精通した「知の巨人」として有名です。
ライフワークとされる『世界大博物図鑑』は、荒俣さんが平凡社で“生活しながら”全7巻を一人で書き上げたと言われています。
私は、目にしたことはありませんが、例えば鳥類の巻を見ると、キジ類の分類の中に、キジ、ヤマドリ、ニワトリなどと並んで、大鵬やフェニックスまでもが載っているとのこと。
現存する(した)かどうかではなく、人類が想像しえたあらゆるものが掲載された、まさに「博物図鑑」であります。
今回の講演では、当初は「日本の歴史と文化」というテーマの中で、江戸・東京の文化についてお話していただこうと思いましたが、時代や地域を限定されると話ずらい、もっと自由にして欲しいというご要望を受けて、「博物学と美術」という演題となりました。
古今東西の人類の叡智・情念・想像を、その巨躯一杯に詰め込んだ荒俣さんのお話が、どう展開するのか大いに楽しみです。
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2025年1月16日(木)18:30-20:30
客観性に閉じ込められる私たち
村上 靖彦
大阪大学人間科学研究科 教授
感染症総合教育研究拠点CiDER 兼任教員
客観性とは何なのでしょうか?エビデンス信仰の風潮が強まる昨今、見落としているものを『客観性の落とし穴』の著者・村上氏に学びます。
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教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
柳 幹康
東京大学東洋文化研究所 准教授
家庭の仏壇や供養の儀式、あるいは観光旅行での古寺巡礼など、仏教は比較的身近な存在でありつつ、知っているようで知らない奥の深さもあります。仏教学の専門家より教養としての仏教を学びます。
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