夕学レポート
2020年09月15日
第6回 11/17(火)徳井直生先生
11/17(火)は慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 准教授、株式会社Qosmo 代表取締役 徳井 直生(とくい なお)先生のご登壇です。
徳井先生のご専門は電子工学。
AIを用いたインスタレーション作品群で知られる人工知能を用いた表現の研究者です。
と言われても、素人にはピンとこないことばかりですが、テクノロジーを活用したクリエイティブな表現を追求する集団 Qosmo(コズモ)の代表として、AIのDJと人間が一曲ずつかけ合うスタイルでのDJパフォーマンス「AIDJ」を国内外で行うなど活動をしていらっしゃいます。
先生ご自身が、Qosmo代表、工学博士であるとともに、Nao Tokuiのお名前でエレクトロニックミュージック作品をリリースするプロデューサー、さらに現役のDJでもあるのです。
Qosmo AI-DJプロジェクト
DJといえば、まさに”生の極地”とも言われるほど、フロアにいる人のノリや感情の高ぶりにあわせ選曲し、場を盛り上げるもの。
「音楽を学習した人工知能は、人間を感動させることができるのか?」というテーマを掲げ誕生したAIDJ。人工知能をDJに活用すると何ができるのでしょうか。
私たちは、AIは人間がしていることをいかに効率よくやってもらうかの”最適化”の観点で考えがちです。AIの価値はそれだけではないとし、新しい答えや観点を提供してくれる存在でもあるというのが先生が先導する未知なる研究の領域でもあります。
これまで、AIには難しいとされてきた音楽やダンスなど表現の領域を足掛かりに、AIのあり方、今後のAIとの付き合い方について、さらなる可能性とともに考えてみたいと思います。
・徳井直生(とくい なお)
・慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 准教授
株式会社Qosmo 代表取締役
Head of Technology – Dentsu Craft Tokyo
・演題:「AI×人間の新たな創造性」
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客観性に閉じ込められる私たち
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客観性とは何なのでしょうか?エビデンス信仰の風潮が強まる昨今、見落としているものを『客観性の落とし穴』の著者・村上氏に学びます。
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教養としての仏教:苦しみをどう超えるのか
柳 幹康
東京大学東洋文化研究所 准教授
家庭の仏壇や供養の儀式、あるいは観光旅行での古寺巡礼など、仏教は比較的身近な存在でありつつ、知っているようで知らない奥の深さもあります。仏教学の専門家より教養としての仏教を学びます。
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