夕学レポート
2020年06月15日
第7回 7/21(火)細谷雄一先生
7/21(火)は慶應義塾大学法学部 教授 細谷雄一先生にご登壇頂きます。
細谷先生のご専門は、政治学、国際関係論、国際政治史(現代ヨーロッパ等)、イギリス外交史であり、特に力を入れていらっしゃるのが「外交学Diplomatic Studies」です。日本ではほとんど知られていない「外交学」ですが、英語では『The Hague Journal of Diplomacy(HJD)』という学術誌もあり、先生はそのInternational Advisory Boardのメンバーでもいらっしゃいます。
先生は、これまでのご研究のなかで、日本が国際社会とどのように向き合い、どのように自らのアイデンティティを育んできたのか、丹念に分析していらっしゃいます。
私たちは、歴史を学ぶ際には、「世界史」と「日本史」とに分けて取り組んできました。しかし、それでは、世界史のなかにはほとんど日本は出てこず、また、日本史のなかにも世界史はほとんど出てきません。
この分断している見方に一石を投じ、「世界史」と「日本史」を融合した視点より歴史、外交をみていこうとされているのが先生のお考えです。
外交下手とも言われる日本。もしかしたら、「世界史の中の日本」という視座を私たちはどこかで置き忘れ今に至っているのかもしれません。
「世界史の中の日本」という視座から、日本が国際社会の中でどのような道のりを歩んできたのか、新たにみえる側面があることでしょう。
改めて日本を知る、世界を知る機会となること、楽しみです。(保谷)
・細谷 雄一(ほそや ゆういち)
・慶應義塾大学法学部 教授
・演題:「世界史からみた日本近現代史」
プロフィールはこちらです。
細谷先生のブログには「外交史研究者」としてのまなざしが日々綴られていて読み応えあります。
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