夕学レポート
2020年06月12日
第6回 7/16(木)仲野 徹先生
7/16(木)は大阪大学医学部 教授 仲野 徹先生です。
「(あまり)病気をしない暮らし」
この演題がとても仲野先生らしさを表していると思います。そしてとてもいいなあ、と思います。
仲野先生は、大阪大学医学部教授、同大学院 生命機能研究科 時空生物学、医学系研究科 病理学教授。近年、もっとも注目の集まる分野のひとつ、生命科学、細胞、クローンがご専門です。最先端でやや難しくも感じますが仲野先生は、「大阪が生んだ「世界一おもろい生命科学者」」の名もお持ちです。その代表が演題と同タイトルのご著書。
慶應MCCメルマガ【てらこや】のスタッフが紹介する「今月の一冊」コーナーで、米田がこんなふうに紹介したことがありました。
本著には健康になる、病気にならない画期的な方法が書かれているわけではない。どちらかというとそうだろうなとは思っているものの、それが難しいっちゅうねん!と思うことが書かれている。
しかし本著を読んで、これらが、なんとなく大事と思う、から、なぜ大事なのか分かるに変わった(全文はこちら)。
今回の新型コロナウィルス感染拡大しかり、医学情報では常に、フェイクニュースや根拠のない情報が広まり問題となっています。では個々人には何ができるのかといえば、”それなりの”ヘルスリテラシーを身につけておくことです。専門知識はなくとも、なんとなく怪しいとか、なんとなく正しそうとか、わかること。
仲野先生の思いが著書や本登壇につながります。面白くて、わかりやすいと定評のある仲野先生。皆さんもご一緒に楽しく、(あまり)病気をしない暮らし〉に一歩近づきませんか。(湯川)
・仲野 徹(なかの とおる)
・大阪大学医学部 教授
・演題:「(あまり)病気をしない暮らし」
プロフィールはこちらです。
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物理学者の思考法:クリエイティビティの源泉
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京都大学大学院理学研究科 教授
物理学の最先端研究をご紹介しながら、物理学者の思考法をお伝えします。生活や仕事でクリエイティビティを発揮するヒントとなりましたら。
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