夕学レポート
2011年03月14日
第9回 5月26日(木) 阿部秀司さん
第9回 5月26日(木)の講師は、映画プロデューサーの阿部秀司さんです。
阿部さんは、CMディレクターを経て、映画制作の道に入りました。
岩井俊二監督の映画デビュー作品『Love Letter』が最初の作品です。以降、『パラサイト・イブ』『海猿』『オールウェイズ 三丁目の夕日』など、大ヒット作を次々とプロデュースされてきました。
1960年代後半から長きに渡って斜陽産業と揶揄されてきた日本映画ですが、実はこの数年観客動員数が増えています。その原動力になったのがテレビとの連動企画でした。
「いいものを作れば売れる」という頑固職人的な隘路に陥っていた映画界に、テレビの特性を活かした圧倒的なプロモーションを展開する手法を持ち込んだ点において、「ビジネスモデル」の革新者のひとりといってよいかもしれません。
映画産業を支える裾野が広ければ広いほど、山は高くなります。
テレビを見てシネコンに足を運び、映画館という空間に興味を抱く、やがて「へぇ~こんな映画もあるんだ」と芸術性の高い作品へと関心を移してもらう、そんな流れが出来ればいいなぁと強く思います。
例えば「午前十時の映画祭」のような試行が根付いてくれるとうれしいのですが...
それはさておき、阿部さんの演題は、ズバリ『売れる映画を作る』
ど真ん中のストレートのようなタイトルでお願いしました。
売れない理由をあげつらうのではなく、売るためにどうすればよいかを考えるにはどうすればよいか。
誰もが関心のあるところかと思います。
5/26 (木) 「売れる映画を作る」 阿部 秀司氏
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